2004年05月30日
洋舞フェスティバル

山口県洋舞連盟発足記念「洋舞フェスティバル」が、6月6日(日)午後2時から山口情報芸術センターで開かれる。総勢170人が出演し、個性あふれるステージを繰り広げる。前売券は2千円(当日2500円)で、同センターなどで販売している。問い合わせは、加藤舞踊学院内の同連盟事務局(TEL083-922-1963)へ。
山口県洋舞連盟(林義郎会長)は、県内のクラシックバレエと現代舞踊の研究所8団体が集まって昨年6月に発足した。会員はいずれも ⑳ 日本バレエ協会、 ⑳ 現代舞踊協会に所属する団体で、それぞれの地元で人材を育成しながら公演や他団体とのコラボレーションを行うなど、着実な活動を続けている。
連盟の発足を記念して行うフェスティバルには、各団体から総勢170人が出演。バラエティ豊かなステージを繰り広げる。
オープニングでは、黒田節子バレエスタジオの橋口彩子さんが、洋舞の基本であるストレッチやバーレッスンの様子を作品風に紹介。続く第1部には、現代、クラシック2団体ずつが登場する。
まず、加藤舞踊学院は、「燦めいて踊る」と「相聞」を上演。「燦めいて踊る」は、今月16日に阿知須町きらら浜で開かれた「全国野鳥保護のつどい」で披露し、来賓や入場者に大好評だった作品。広田早苗さんによる「相聞」は、6月13日の邦楽アンサンブルの会に先だっての上演。また、ダダ・ダンスカンパニー(岩国)は、複雑で繊細な日本語の美しさ・面白さをモチーフにした「言霊の幸ふ国と」を披露。アキヨバレエ研究所(防府)は、チャイコフスキーの名作「眠れる森の美女」から「花のワルツ」「幻想の場」を50 人で上演、瀬戸バレエ研究所(下松)は、交通事故をテーマにした創作バレエ「お母さんをかえして」を披露する。
第1部に続いて、現代舞踊協会中国支部会員による合同作品「生かされて生きる」を上演。これは、8月19日に東京の新国立劇場で開かれる「現代舞踊フェスティバル」の参加作品で、振り付けは、同連盟理事長の加藤燿子さん。ある老人ホームでのひとときを通して、痴呆や介護など現代社会の問題をスケッチ風に描いている。
第2部は、AYAKOモダンバレエスタジオ(下関)の「ボレロ」で幕開け。創設者がラヴェルの名曲に振り付けした遺作を、姉・姪2人の日本舞踊家と研究生が協力して仕上げた。また、宮崎裕美バレエスタジオ(岩国)は、豊かな夢と情熱の音楽を踊りにした「ファンタジック」を、黒田節子バレエスタジオ(下関)はハチャトゥリアン作曲の組曲「仮面舞踏会」の中から3曲を抜粋した「マスカレード」をそれぞれ上演する。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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