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2004年06月26日

使用済み油がクリーン燃料に

使用済み油がクリーン燃料に

鍛冶畑埋立処分場内の建設予定地

 「使用済み天ぷら油の回収に協力を――」。小郡町は今年度、廃食用油を軽油代替燃料(BDF=バイオディーゼルエンジン燃料)に転換・再利用する「廃食用油リサイクル事業」に着手。今月から、一般家庭の油回収をスタートさせた。廃棄物として捨てられていた油を逆に環境保護に役立てようという事業。11月までに施設を整備し、精製したBDFは町のゴミ収集車の燃料として使用する。
 廃油リサイクルは、地球温暖化防止策の一環として、町が今年度から取り組む新規事業。てんぷら油などの植物性油脂から製造するBDFは、軽油に比べて地球温暖化につながる二酸化炭素排出量が少なく、酸性雨の原因となる硫黄酸化物の発生が微量。人体に悪影響を与える黒煙も少ないため、次世代のクリーンエネルギーとして全国で実用化が進んでいる。また、廃油を有効利用することによって、生活排水対策やゴミの減量にもつながる。
 今月から始まった一般家庭の廃油回収は、協力を申し出た家庭に1リットルの専用ボトルを配布し、いっぱいになった時点で町に連絡すると職員が回収に訪れる仕組み。協力家庭には環境保全に取り組んだ証として、1回の回収につき椹野川流域地域通貨300フシノを発行する。現在のところ、17家庭が申し出ているという。なお、定期回収の見込まれる町の給食センターと保育園では、すでに先月から回収をスタート。特別養護老人ホームや病院などにも協力要請しており、順次拡大していく予定だ。
 回収した油は、鍛冶畑埋立処分場内に新設する、鉄骨平屋建て47・7平方メートルの精製施設の装置を使って代替燃料化。1日に約115リットルの廃食用油から100リットルの代替燃料を製造して、町のゴミ収集車に給油する。施設総事業費は1200万円。町では、施設整備が終わり次第運用を開始。1カ月に約500リットルの回収を見込んでおり、当面はゴミを収集するパッカー車7台のうち1台を専用車に使用。回収量の増加に応じて台数を増やすことも検討している。町では「ゴミ減量はもちろん、大気汚染防止や凝固剤購入費用の削減にもなる。事業の主旨を理解した上で、皆さんに協力していただきたい」と呼びかけている。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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