サンデー山口

　5月27日付で山口市商店街連合会会長に就任、今月1日からは、山口ロータリークラブ会長も務めている。「商店街は営利、ロータリーは奉仕の団体だが、どちらも根底には、ホスピタリティ（おもてなしの心）がある」と話し、いずれの立場でもコミュニケーションを第一に考える。
　商店街連合会会長としては、それぞれ置かれている立場が異なる各商店街をまとめる手腕が求められる。「商店街が全国的に衰退する中でにぎわいを取り戻すためには、郊外店と真っ向からケンカしてもダメ。祭りなどの伝統を大切にし、お年寄りにやさしいまちづくりや、亀山周辺その他の文化ゾーンと一体感を作り上げることが必要」と考え、その足がかりとして、秋のアートふる山口に訪れた人々が、商店街にまで足を伸ばす仕掛けをつくりたいという。
　一方、ロータリークラブ会長としては、活動に対する一般の関心を高めることに力を注ぐ。ロータリークラブ誕生100周年にあたる今年は、「ロータリーを楽しもう」が世界全体の合い言葉になっている。「会員だけの活動ではなく、周囲や一般の人にも一緒に奉仕してもらったり、理解・協力を呼びかけていきたい」と考えている。

1949年山口市生まれ。72年に関西大学を卒業し、（株）山田酒舗入社。82年から同社社長。夫人と2人暮らし。趣味は旅行。54歳。