サンデー山口

　7月22日付で山口中央郵便局長に就任した。「公社になって1年半経過したが、キャッチフレーズでもある”真っ向サービス”がどこまで徹底できているかが問題。お客様を第一に考え、行動する郵便局にしたい」と抱負を語る。
　就任早々取り組んでいるのが職員の意識改革。窓口業務では、これまで着席したままだった来局者への応対を、迎える時と送る時に一度席を立ち、あいさつするようにした。また、配送業務でも誤配・誤転送などがなくなるよう、厳しく指導している。「職員は郵政のプロフェッショナルとして卓越したサービスを提供することが求められる。一人でも気を抜くと、郵便局全体の評価が下がってしまう」と強い危機感を持つ。
　東京での勤務が長く、名古屋以西の赴任は今回が初めて。「早速、萩市や秋芳町などをドライブしたが、山口はどこも緑豊かで川がきれい。当局裏を流れる一の坂川にもごみ一つ落ちておらず、自然環境を大切にする地域だという印象を持った」と話す。
　趣味は釣り。海釣りの道具を東京に置いてきたため、今は渓流でのヤマメ、アマゴ釣りを楽しんでいる。「山口は川の水が澄んでいる分、魚に警戒され、苦労している」

1947年長野県生まれ。長野県立須坂高校卒業後、67年に郵政省に入省。軽井沢郵便局長、東京本郷郵便局長などを歴任。57歳。