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2004年09月17日

38の合併協定項目を確認

38の合併協定項目を確認

 山口県央部1市4町合併協議会の初会合が11日、阿知須町で開かれた。山口市・吉敷郡の1市3町に徳地町を加える形となったこの協議会では、1市3町での協議内容を基本的に踏襲。42項目の協定項目のうち38項目が、この日確認された。合併の期日は、05年10月1日、10月11日、06年1月1日の三つを軸に、正副会長で引き続き協議。議会議員の定数および任期についても議会議長間で再度検討することになった。

 県央部の1市4町による法定合併協は、台風16号、18号の影響で2度開催が延期され、11日が初会合となった。協定項目の協議に先立って、1市3町での調整方針を尊重し、確認済みの調整項目については基本的に引き継ぐことを了承。42の合併協定項目のうち、38項目を確認した。
 基本4項目のうち、合併の方式は、各市町を廃止して新しい市を設置する「新設合併」、新市の名称は「山口市」とすることを確認。2市4町休止の原因となった新市の事務所の位置については、新市発足時は現在の山口市役所とし、将来の位置については、新山口駅周辺が適地であるという意見をふまえながら発足後10年を目途に審議する──とする1市3町で確認した調整案をそのまま引き継いだ。
 合併の期日については、合併特例法の期限内(経過措置を含む)で、電算システムの統合や新市長選挙、新年度予算編成などを総合的に判断し、05年10月1日、10月11日、06年1月1日の3案が挙がっていた。その後、正副会長の話し合いでは、通年予算を編成しやすい10月1日が有力になっていたが、徳地町が加わったことによる影響などを判断するため、再度、正副会長で調整した上で協議会に提案することになった。
 一方、1市3町で未協議だった「議会の議員の定数および任期の取り扱い」については、各議会議長の間で議員の意見を集約して調整した試案が示された。
 試案は、①合併特例法の在任特例の規定を適用する②この規定により、合併後7カ月間、引き続き新市の議員として在任する③在任特例適用後の定数は34人④選挙区設定については合併時に調整する──の4項目からなる。在任特例の適用は、合併前の議員が合併後も在任することで、その意見を新市建設計画の実施に反映させ、より適切に実行させる責任を果たす、急激な議員数の減少によって地域の声が反映されないなどの混乱を避ける、市長との同時選挙による政治空白を避ける、などがその理由。在任期間は、合併期日が3案のいずれになっても新市の新年度予算を審議できる期間として7カ月とした。合併期日が06年1月になった場合でも、議員の任期が4年を超えることはない(最長の阿知須町が3年10カ月)。また、在任特例適用後の定数は、新市が約730平方㌔という広大な行政面積を有することから、法定の上限数である34とした。選挙区設定については、人口の少ない周辺地域選出議員の確保などに効果がある反面、新市の一体感が阻害される懸念があるなど一長一短がある。そこで、合併までもう少し時間をかけて調整することとしている。
 試案について、協議会委員からは様々な意見が出された。「県下をリードする県都として、原則(特例を適用しない)を貫くべき」「100人という議員数は多すぎる。法定数より数人を増やした定数特例(新市誕生後の設置選挙では、法定数の2倍まで定数を増やすことができる)を適用してすぐに選挙を」などが主な意見。在任特例に対する異論が多かったが、逆に「新市建設計画の適正な執行を見守るためには、最低1年半位の在任特例が必要なのでは」という意見もあった。また、選挙区の設定を求める声も多かった。
 これに対し、河村秀夫小郡町議会議長が「ほとんどの意見は各議会からも出ていたが、もう一度持ち帰って話し合わせてほしい」と述べ、再び議長間で調整することになった。
 定数や任期に関連して、議員の報酬にも議論が及んだ。報酬に関しては、「特別職の身分の取り扱い」の中で「他の自治体の例を参考に合併時に調整する」ことが確認されている。具体的には、報酬審議会に委ねるなどの方法が考えられ、当面は現行どおりとなる可能性も高い。これに対し、「同じ市議会議員で報酬が異なるべきではない」「4町だけでも統一すべき」などの異論のほか、「他都市では、現行どおりという例が目立つ」「在任期間中の特例なら問題ない」などの意見もあった。
 次回協議会は、30日(木)午後2時から徳地町民体育館で行われる。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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