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2004年09月24日

共学6年目の山口中央高「男子ここにあり」

共学6年目の山口中央高「男子ここにあり」

 県立山口中央高等学校(中島俊泰校長)が男女共学になって5年半。生徒数では、全体の3分の1といまだに少数派の男子だが、部活動などでは女子に負けない活躍を見せている。特に、今の3年生はバイタリティにあふれたタレントぞろいで、学校全体の牽引役になっているようだ。

 中央高校は、1955年に新設高校としてスタートして以来、98年度まで男子の入学がなく、女子校としてのイメージが定着していた。しかし、 98年に中央高校の男女共学化を求める市民の会が発足。学校側も男子の制服を決めたり、校歌の一部を変更するなど共学化の準備を進め、99年4月に11人の男子生徒が入学した。その後も、毎年60人から80人の男子が入学。現在は、全校生徒683人中、約3分の1にあたる224人が男子だ。
 今年度は、運動部・文化部合わせて23の部活動のうち、14の部に男子が加入。運動部では、ソフトテニスの田丸彰悟・行本幸雄ペアと、岡達也・嘉村鉄也ペア(いずれも3年)が高校総体出場を果たした。男子のソフトテニスは、現3年生が入学した02年度に同好会として発足し、すぐに部に昇格した。その原動力となった田丸・行本ペアは常に後輩のあこがれの存在。「歴史や伝統がなかった分、何でも自由にやれた」という2人だが、後輩に対して「もっと試合で勝てるように努力しなければ」と先輩としての厳しさも見せる。
 またサッカー部は、共学初年度の99年に同好会として発足した、運動部で唯一の男子のみの部。県大会でベスト4やベスト8入りするなど、対外的にも存在感を示し、大学の体育会系で活躍するOBも出てきている。顧問の内田忠範教諭は「ノーマークだった頃のような結果を出すのは難しくなってきた。しかし、創部の精神を忘れず、常にチャレンジャーとして挑んでほしい」と望む。それに対し横山慎キャプテン(2年)は「OB戦などを通して、先輩の情熱をもらっている。食事面など家族の協力に応えるためにも、より上を目指したい」という。
 一方、文化部では合唱部が高校総合文化祭に参加。今月18日の中国合唱コンクールでも銀賞を獲得した。同部は、現在の校舎移転とともに発足。昨年からは、男女が一緒に歌う混声合唱に取り組んできた。コンクールでは、男声2パートを武安佳孝君と桑原幸宏君の3年生2人で担当。審査員に絶賛された。中学校で合唱の楽しさを知り、1年次には唯一の男子部員として、女声合唱を歌っていた武安君は「中央高で混声合唱ができてうれしかった。後輩にも、混声の楽しさを味わってもらいたい」と願う。武安君は、全国高等学校放送コンテストにもチャレンジ。さらに、文化祭では演劇部の舞台にも参加するなど、幅広く活躍している。
 男子の活躍について、生徒会長の中尾明日香さん(2年)は「男子、特に3年の先輩達の力強さは頼もしい。私たち女子も負けないように頑張りたい」という。また、松田政道教頭は「受験に関しても、男子のねばり強さが全体に良い影響を与えている。今後も、男女がお互いに刺激しあえる環境を整えていきたい」と話している。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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