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2004年09月29日

柔道「形」で全国大会出場

柔道「形」で全国大会出場

 10月17日(日)に東京都文京区の講道館大道場で開かれる「平成16年全日本柔道形競技大会」に、野田学園の宮原健太郎教諭と川棚温泉タクシー社長代理の森重修さんペアが中国地区代表で初出場する。「形」は、「乱取」が「作文」なら「文法」に例えられる柔道の基本中の基本。ともに6段の二人は年齢をものともせず、「五の形」部門の全国一を目指し稽古に励んでいる。

 講道館と日本柔道連盟主催のこの大会は、形を通じて柔道を普及・振興しようと毎年開かれているもの。種目は「投の形」「固の形」「講道館護身術」「五の形」の四つで、それぞれの形に全国10地区の予選を勝ち抜いた代表1組ずつが出場する。今年4月に島根県松江市で開かれた中国地区大会に初出場し、見事優勝を果たした宮原・森重組は、「五の形」で全国の強豪と技を競う。
 柔道の稽古には形と乱取の二つがあり、自由に技をかけ合い勝敗を競う乱取に対し、形は「取り」と「受け」が定められた技をかけ合い、互いの術技と身体を練り合うというもの。現在の柔道は試合形式の乱取が主流で、勝ち負けのない形稽古は衰退の一途をたどっている。二人が出場する「五の形」は柔道の原点ともいえる形で、攻防に必要な原理的な理合が五本の技で構成されている。
 形稽古は、受けの高度な導きがあってはじめて成立するもので、初心者同士では体をなさない。柔道歴55年の森重さんと42年の宮原教諭の段位はいずれも赤白帯の6段。取りの森重さんと受けの宮原教諭が組んだのは今年に入ってからで、地区予選をにらみ、宮原教諭が声をかけたという。「5年前の1度の手合わせで、組むならこの人しかない、と思った」と宮原教諭。技を知り尽くした二人の呼吸はぴったりで、動作も正確だ。
 小郡町出身の森重さんは、子ども時代に姿三四郎にあこがれて柔道を始め、72年の県大会で優勝したのを最後に現役を引退。川棚に移住するまでの30年間は町内スポ少の指導者も務め、現在も小串警察署の道場で子どもたちの指導にあたっている。一方の宮原教諭は、大学卒業と同時に現役を退き、同学園柔道部で34年にわたり部員の指導に力を注いでいる。「やるからにはもちろん優勝をねらいます」と口をそろえる二人。今回は特に、後進に対する形稽古の普及を意図した挑戦でもあり「柔道は本来、形と乱取の二本立てでなければならない。おろそかにされがちな形の大切さを若い世代に伝えるため、老体にムチ打ってがんばります」とも。
 また、アテネ五輪柔道女子78キロ級で金メダルを獲得した阿武教子選手の小学生時代を知る二人は「小さい体で何歳も上の子を背負い投げるなど、すでに頭角を現していた。阿武の金メダルは、7年後の国体を目指す子どもたちのいい刺激になった」と話していた。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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