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2004年10月10日

「なりものの里構想」進行中

「なりものの里構想」進行中

 自然豊かな仁保地区で、里山を生かした整備計画「なりものの里構想」が進行している。古き良き時代の里山を復元し、そこに果樹などを植樹。四季折々の自然と自由にふれあえる交流ゾーンを地区内に設けるというものだ。住民たちから相談を受けた「やまぐち街なか大学」では、この地域課題をテーマとした「里山について考える」ゼミを今年6月にスタート。今月6日の最終回で構想案を完成させ、地区に提供した。
 里山整備構想の対象地は、標高250メートルの山間に位置する人口約40人ほどの小さな集落・仁保中郷の松柄。水田や草原、竹林、森林、小川、池があり、ヤマモモや野イチゴ、クリといった“なりもの”が自生している。山菜やキノコ、四季折々の草花も豊富で、鳥や昆虫、魚などの生き物も数多く見られる昔ながらの姿をとどめた里山だ。
 構想案では、拠点となる広さ10畳ほどの休憩所を設け、草原や森林にビワ、グミ、アケビ、ウメなどを植えた「なりもの園」、採草地、散策道を整備。水路を石組みに変えて、子どもたちが水遊びを楽しめるようにする。住民たちの知恵を生かした炭焼きやシイタケ栽培、山菜狩り、バードウオッチングといった体験イベントも企画し、自然交流を積極的に行うことを考えている。
 この構想は、仁保地域開発協議会(山本繁正会長)が、地域に残る里山を自然体験の場として整備し、田舎の良さを市民に再認識してもらおうと4年ほど前に計画。かつて身近な存在だった里山が時代の流れとともに人々の意識から遠のき、自然との共生の知恵も次第に忘れ去られているのを危ぐしてのことだ。地区外の意見も積極的に取り入れようと考えた同協議会は、学びたい企画やテーマを市民から募っていた街なか大学に相談。同事務局では、仁保地域を「市民の里山」に位置づけ、専門家とともにまちの課題解決を目指すゼミの一つに採用した。
 6月から5回にわたっって行われたゼミには、地元をはじめ市内外から約50人が参加。山口大学人文学部の湯川洋司教授と坪郷英彦教授をコーディネーターに、里山にまつわる思い出や街の人が抱くイメージなどを語らいながら、現地視察やワークショップなどを重ねて構想を詰めていった。6日にまとめた最終案は、ゼミの成果としてその場で山本会長に手渡された。ゼミ受講者でもあった山本会長は「地元だけでは考えつかなかったアイデアや意見が聞け、とても参考になった。ゼミのおかげで、構想が一気に現実味を帯びた」と大満足の様子。来月にも実行委員会を発足させ、この構想案をもとに実現に向けた活動を展開していくという。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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