サンデー山口

　先月24日から27日にかけ埼玉県で開催された第59回「国民体育大会」で、鴻城高校レスリング部の藤永明宏くん（３年）がフリースタイル60キロ級で２年連続の３位、丸山雅斗くん（１年）がグレコローマンスタイル50キロ級で５位に入賞した。
　秋季国体は、春の選抜、夏のインターハイに並ぶ大きな大会。今年のインターハイ初戦で肩を脱きゅうし、団体戦、個人戦とも欠場した藤永くんにとっては、絶対に負けられない大会となった。１回戦から順調に勝ち進み迎えた準決勝では、苦手としていたグラウンド（腹ばいになってのスタート）に持ち込まれ、悔しくも日本一の夢を逃した。「悔しい半面、国体３位の成績を残せたことにほっとしている」と藤永くん。徳山大学に進学が決まっており、来年度からは大学で日本一の座を目指す。
　一方、中学生時代から数々の試合で結果を残してきた実力派の丸山くんは３回戦、残り１分のところでフォール負け。３位以内を狙っていたが、全国の壁の厚さを実感する一戦となった。丸山くんは「今後の課題は一つひとつの技を磨くこと。トレーニングを積み、来年こそは全国優勝を目指します」と話していた。