2004年12月15日
全国高校駅伝 西京、アベック入賞なるか

男子第55回、女子第16回「全国高校駅伝競走大会」が、26日(日)に京都市の西京極陸上競技場をスタート・ゴールに開催される。県大会を制し、12年連続のアベック出場を決めた西京高校男子(12年連続17回目)、同じく西京高校女子(16年連続16回目)は、本大会に向け順調に練習メニューをこなしており、上位入賞も期待される。スタートは、女子が午前10時20分、男子が午後0時半。
昨年より着実にレベルアップ(男子)
一昨年の全国大会は46位と惨敗。それまでの練習方法や競技に取り組む姿勢などを改め、一から出直した昨年は13位と見事復活した。「今年も昨年からの継続。『少しずつでも確実に』をテーマに、無理な練習はせず、普通の走りをさせている」と堀田茂利監督。
チーム全体のレベルは着実にアップしている。「気温が高く、思い描いていた走りができなかった」(堀田監督)という県大会でも、都大路の経験者5人を有し、2位の下松に4分以上の差を付け圧勝。続く中国大会では、2時間6分31秒の大会新記録で2年連続の優勝を決めた。
全国大会について堀田監督が「仙台育英(宮城)の力は飛び抜けているが、それ以下はダンゴ状態」と話している通り、西京も上位入賞の可能性は十分にある。橋本雅史主将は「大会までに一人ひとりの完成度を高めていきたい」と張り切っている。
登録選手は次の通り。
〔3年〕竹下正人▽橋本雅史▽西本貴之▽都留敬博▽木村茂樹▽藤原昌隆▽水田良平〔2年〕中原知大▽高橋靖〔1年〕伴尚宏

苦難乗り越え、入賞へ(女子)
調整の失敗、主力選手のけがなど「最悪の状態」(藤野誉之監督)で臨んだ県大会。駅伝未経験の1年生3人が走り、一時は2位中村女子に9秒差まで追いつめられたが、「お互いを信じる」という思いを胸に、トップでテープを切った。
あれから1カ月。1年生はレース経験を積み、選手の体調も回復。全国大会に向け、チームのムードも高まっている。そのチームをまとめるのが、地元平川中出身の松永明子主将だ。「相手を思いやる気持ちがあり、しっかりした子。今年は全て松永に任せている」と藤野監督も全幅の信頼を寄せ、全国大会の最重要区間となる1区も松永主将と決めている。
「近所の人がいつも『がんばって』と応援してくれる。目標は8位以内の入賞。後続の選手が気持ち良く走れるよう、1区で流れをつくりたい」と松永主将。
登録選手は次の通り。
〔3年〕松永明子▽保田美幸▽宮崎翔子〔1年〕宮崎喜美乃▽浜田仁未▽山下恵梨香▽角屋由佳▽杉村遙
平川の会「一つでも上の順位を」
西京高校12年連続の駅伝アベック出場に地元もヒートアップ。西京高校後援会平川の会(山根典明会長、20人)は、今年も応援団を結成し、都大路に乗り込む。
平川の会は、地域住民らが地元にある西京高校を盛り上げていこうと、97年に発足。駅伝全国大会への応援ツアーは5年前から行っており、西京カラーの真っ赤な小旗を振り、沿道から声援を送っている。
今年は地元出身の松永主将が女子1区に起用される可能性が高いことから、ツアー参加者はすでに過去最高の28人に達した。山根会長は「大応援団とは言えないが、我々の声援で一つでも二つでも順位を上げてほしい」と話している。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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