2004年12月17日
新入学準備で各店にぎわう

入学式まであと4カ月。来年は市内の小学校に今春より61人多い1401人(最多=良城小179人、最少=名田島小5人)、小郡町には今春より13人少ない223人(最多=小郡小94人、最少=小郡南小63人)の新1年生が入学する見込み。年々早まる新入学準備の商戦は、ボーナス・クリスマス商戦と重なり、すでに本番に突入しており、山口・小郡の各店でもランドセルや学習机などを買い求める人で賑わいを見せている。
新1年生が買い揃える用品の中で代表的なものがランドセル。商戦は前年より1カ月近くも早い10月末から始まっている。
中市のカバン専門店・ヨシカネでも、孫や子どもへのプレゼントにと、下見を兼ねて先月から多くの人が訪れている。同店で扱うほぼ全てのランドセルは、NASAが開発した衝撃吸収材「テンパーフォーム」を背面や肩ベルト部分に装着したもの。さらに今年は肩ベルトに特殊ウレタンを内蔵した「天使のはね」を販売。肩ベルトが自然に浮き上がることで、ランドセルが背中にフィットし、子どもの肩に掛かる負担が少なくなる特長を持ち、一番の売れ筋商品になっている。
価格は素材により異なり、クラリーノ製が2万5千円~4万円、牛革製が4万円~5万円、馬の尻革を使った高級コードバンが8万円。
森田倫子店長は「ランドセルは、6年間ほぼ毎日使うもの。丈夫で使いやすいものを選ぶことが大切」とアドバイスする。
新入学準備として、もう一つ大きな買い物が学習机。黒川のリビンズ・タネダ山口店では、消費者の多様なニーズに応えるため、約80種類を品揃え。先月中旬から来店者は増え続けており、すでに品切れになった商品もあるという。
学習机は、棚が取り外せ、そで机が分離するパソコン対応型が主流。しかし、素材(ラバーウッド、パイン材、ナラ材)、サイズ(幅100センチ、110センチ)、形(ロータイプ、ハイタイプ、ベッド一体型)、色(ブラウン、カントリー調、UV塗装)の組み合わせにより、価格(2万9800円~15万円)はマチマチ。その中でも、今年は品質重視で天板に厚みのある高級品に人気が集まっているという。
種田正幸社長は「子どもはどうしてもアニメキャラクターの机にひかれてしまう。しかし、部屋の大きさ、兄弟の数、高校生まで使用するかなど、じっくりと考えて購入しないと、後悔することにもなる。まずは店員に相談してほしい」と話している。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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