サンデー山口

　新年を迎える準備をしようと、平川の高齢者生きがいセンター「九田の館」の利用者らが、同館に設置する門松づくりを行った。
　同館運営委員の男性５人は、まず地区の山で材料となる松や竹などを伐採。続いて、半分に切ったドラム缶に土を入れ、竹を巻き付けて二つの土台を作り、それぞれに縁起物の松、竹、梅（紅・白）を植え込んでいった。さらに飾りとしてナンテン、葉ボタン、クマザサ、ウラジロを取り付け、半日がかりで作業は終了。高さ２メートルの立派な門松が完成した。
　作業を行った加藤忠さん（81）は「家では出来合いの小さな門松を毎年飾っているが、こうして手作りしたものは味があるし、苦労した分、感無量といったところ。今年は台風や地震などの天災が続いたが、来年は平穏な年であってもらいたい」と話していた。