サンデー山口

　山口市は、９日（日）午後２時から４時まで、維新公園内の県スポーツ文化センターで「新成人のつどい」を開く。市民会館が改装中であることから、これまでとは異なる場所での開催だが、式典、茶話会などは例年通り実施。メッセージ入り風船を空へ放つ。また小郡町は、成人の日の10日（月）午前11時から、町ふれあいセンターで「成人式」を開催する。

　今年、山口市で成人するのは男性１０５９人、女性１１０３人の合計２１６２人。昨年と比較すると、男性が77人増加。逆に女性は３人少なくなっており、合計では74人多くなっている。
　山口市の「新成人のつどい」は例年、山口市民会館で開催してきたが、今年は改装中のため、県スポーツ文化センターで行われる。
　97年から講演会やアトラクションなどを廃止して時間短縮を図っており、今年も、全体２時間のうち式典を30分程度とし、残りの約１時間半を交歓会（茶話会）に割り当てている。
　式典では、合志栄一市長のあいさつ、武田寿生市議会議長のお祝いのことばに続いて、鋳銭司地区の土山修策さんと白石地区の山根典子さんが二十歳の意見を発表。白石小４年の弘中拓生さんと竹中那月さんが２人に花束を贈る。
　２時半からは、ロビーや展示ホールで交歓会「新成人カフェ」を開催。ケーキやお茶を味わいながら仲間同士の会話を楽しむ。交歓会の前には、会場前庭の芝生広場を生かして風船を一斉に放つ。約２千個の風船に、参加者一人ひとりが思い思いのメッセージを載せて大空へ飛ばす。
　ちなみに、今回の記念品はオリジナルデザインの「ＱＵＯカード」。
　一方、小郡町の成人式は10日午前11時から午後１時頃まで、町ふれあいセンターで開かれる。新成人、社会福祉協議会、婦人会などで組織する実行委員会の主催。
　こちらも式典は短め。その後、ビデオ視聴、レクリエーション、記念植樹、立食パーティーなどを行う。記念品は「図書カード」と「手帳」。
　今年10月には１市４町が合併し、新しい山口市が誕生予定。合併後、早い時期に統一した成人式へ移行することになっている。しかし現在は、秋穂町と阿知須町が夏に実施していることなどから、少なくとも来年は従来通り旧市町単位での開催になる見込み。