サンデー山口

山口市は「大字」削除、４町は旧自治体名を使用

　１市４町の合併協議会が先月24日に開かれ、新市の組織・機構に関する中間報告や住所表示変更の報告などが行われた。この席において、協議事項になっていた町名・字名のこれからの取り扱いについて了承された。

　現在、山口市では「住居表示に関する法律」に基づいて、「山口市住居表示整備計画」を策定し、市内６地区（大殿、大内、宮野、吉敷、平川、大歳）の市街地を中心にいわゆる住居表示を実施している。
　一方、今年10月１日に実施される新市の住所の表示が、旧市住所の「大字」の表示を削除し、山口市を除く４町においては旧自治体名を冠して変更することがおおむね決定されている。山口市の住居表示は合併後も引き続き実施される予定だが、〝住居表示〟と〝住所変更〟（例えば大字を削除し、山口市を除く４町では旧自治体名を冠する）との違いは何なのか。山口市地域生活課に聞いた。
【住居表示について】
　法律に基づきこれまで慣例的に住所に使用されてきた土地の町名地番を、合理的な方法によって町名、番号を改め、わかりやすい住所にする。この住居表示が実施されると、これまで土地の町名地番であった住所の表示、例えば「山口市大字吉敷○番地の１」が「山口市良城１丁目１番」に変更になる。
【合併に伴う住所の表示変更について】
　新市の名称以下の町名等に同一、類似の表示が生じないように従来の住所の表示を変更する。
　新市では大字の表示を削除すると共に旧山口市域以外で、新市の名称のあとに旧自治体名（町の表示は削除）を付して同一、類似表示を回避する。具体的には旧山口市の住所の表示「山口市黄金町１番１号」は新市でも同じ表示となり、旧小郡町の「吉敷郡小郡町黄金町１番１号」は「山口市小郡黄金町１番１号」となる。
　以上が新市発足に伴う住居表示、住所変更の要旨である。しかし、山口市吉敷地区や大内地区で「住居表示に関する法律」に基づく住所の表示変更が合併後に行われると、合併により「山口市吉敷○○番地」となった住所が、さらに「山口市良城１丁目○番○号」に変更される。また、市内で同法律によりすでに住所の表示変更がなされている「山口市亀山町○番○号」などは合併後も表示は変わらない。
　なお昨年９月11日に開かれた第１回「県央部１市４町合併協議会」において町名、字名の取り扱いについては、次の確認事項（合併協定項目18）がある。
　「１市４町の区域内の町・字の区域及び名称は、原則として現行の通りとする。ただし同一町・字名については、当該地域住民の意見を尊重し、調整するものとする。なお現在の町名・字名に旧市町名を加えることについては、地域の実情及び住民の意向を踏まえ、旧市町名を残す方向で調整するものとする」

マジック、ストラップ作りなど
12日から「大殿体験学習講座」
参加者を募集
　「大殿体験学習講座」が、12日（土）から計３回、大殿公民館で開催される。内容と開催日時は次の通り。
【マジシャンになれるかな】12日午前10時から正午まで。トランプやロープを使ったマジックを習得する。参加無料だが、トランプは持参。
【オリジナルストラップを作ろう】16日（水）午後３時から５時まで。樹脂粘土で世界に一つだけのストラップを作る。参加費３００円。
【英語で遊ぼう】23日（水）午後３時から５時まで。ゲームや歌を通して、楽しく英語を学ぶ。参加無料。
　対象は小学４～６年生で、定員は20人。申し込みは、９日（水）までに同公民館（TEL924-5592）へ。