サンデー山口

　こどもと本ジョイントネット21・山口（ジョイネット）は、４月３日（日）の一日限定で中市コミュニティーホール・Ｎａｃに開店する「ぶつぶつ交換の本屋さん・おおかみくん」に並べる絵本や児童書などを募集している。いらなくなったり、読み飽きてしまった本を持って行くと、気に入った別の本と交換できるというユニークな催し。２年前の開催以来２回目で、今回集まった本は新潟などの被災地にも届ける予定。
　“おおかみくん”は、子どもが大きくなっても手放せず本棚に眠ったままになっていたり、何度も読んで飽きてしまった絵本などを有効に利用しようと、ジョイネットが03年３月に一日限りで開店。家にある子どもの本を持って行き“店“の本棚に並んでいるものの中から好きな本を選んで交換するというとても簡単な仕組みで、お金のやり取りがないことから、小さな子どもでも気軽に参加できる。
　この催しには、子どもや親子連れなど約７００人が来場。「長年お世話になった本を必要としてくれる人のもとへ届けられた」「書店にない本が手に入った」「成長に合ったものと交換できた」などと好評だった。そしてイベント終了後も、県内各地から本が届けられたり、アンコールを期待する声も続々。そこでジョイネットでは“おおかみくん”を再び開店することを決め、あらかじめ並べておく本の募集を開始した。「眠らせている本に再び活躍の場を与えるチャンス。不要な本がありましたら、どんどん寄せて下さい」と事務局の伊藤和子さん。
　なお、会場で絵本の読み聞かせやパネルシアター、紙芝居などを実演してくれる個人やグループ、“おおかみくん”の共催、協力、後援団体・企業なども募集中だ。問い合わせ・本の送り先は、ジョイネッット事務局・伊藤和子さん（〒753－0811　山口市吉敷2518－4、TEL083-920-1016）。