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2005年06月04日

自転車世界一周に挑戦 嘉川の河村貴行さん

自転車世界一周に挑戦 嘉川の河村貴行さん

彼女に振られ 決意!
「さえない自分を変えたい」

 「胸を張って言えるものがほしい」――嘉川の河村貴行さん(26)はあす5日、アラスカ行きの飛行機に搭乗。自分を成長させるため、あきらめかけていた夢「自転車で世界一周」に挑戦する。

 02年4月、河村さんは山口大学卒業後、広島県の出版社に入社。書籍や雑誌の販売促進を任された。しかし、成績は思うように上がらず、5人いた同期のうち1人だけ正社員になることができなかった。
 そして社会人2年目終盤にさしかかった04年2月。河村さんの人生を大きく変える〝事件〟が起こった。大学2年のころから4年間付き合っていた彼女に別れを突きつけられたのだ。理由を聞いても「嫌いじゃないけど、距離を置きたい」の繰り返し。そして4カ月後、彼女は将来の夢を実現するため、英語を習得しようとオーストラリアへ旅だった。
 「取り残された…」。さえない社会人生活を送っていた河村さんにとって、彼女のこの行動は痛恨の一撃だったという。
 そんな河村さんにも唯一誇れる輝かしい過去がある。それは、サイクリング部だった大学時代、自転車で日本一周を成し遂げたこと。「いつかは世界一周したい」。この時、忘れかけていた夢を思い出した。そして、今の自分を変え、成長させるための突破口はこれしかないと、会社を辞めることを決断。その後は、自転車世界一周の旅に成功した人の本を買いあさり、著者と面会。旅で気をつけることなどのアドバイスや、世界各国の知人を紹介してもらった。
 しかし、ただ世界一周するだけでは、意味がない。そう思った河村さんは、二つのことを実践しようと考えた。日本一周した時、多くの人との出会いに励まされた経験から、まず世界各地で暮らしている人々に夢を聞いてまわり、そこでのエピソードを書き残して、帰国後に体験記を出版すること。自転車で訪れるからこそ見えてくる、現地の人の暮らしぶりやそれぞれの生き方を伝えたいと思った。次に自分に何ができるかと考えた時「折り鶴なら折れる」とひらめいた。そして、旅先でお世話になった人には、日本文化でもあり平和への祈りの象徴でもある折り鶴を教えてまわり、ノートに平和へのメッセージとサインを書いてもらうことを決めた。
 河村さんはあす、紹介してもらったスタート地点、アラスカ州アンカレッジに住んでいるイヌイットの家庭を目指して日本をたつ。自転車にテント、最小限の衣類や食料品などを乗せてアメリカ大陸を縦断。2年かけて、南米最南端の地・アルゼンチンのウスアイアを目指す。その後一度帰国し、資金をためて、アフリカ、ヨーロッパ、アジアの順に旅を続行。6年後の2011年を目標に、世界一周自転車の旅を完結させる計画だ。 
 「いろいろな人に『考えが甘い』とか『無理』と言われた。確かに不安だらけだけど、今挑戦しなかったら何も変わらない。自分を成長させるため、一生かけてでも必ず世界一周を成し遂げたい」ときっぱり。その表情にもう迷いは見られなかった。
 あす、河村さんの人生第2章が幕を開ける


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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