2005年07月08日
2年後にも… レジ袋有料化

早ければ07年度にも有料化が義務づけられるレジ袋。大半が無料配布の現在、年間流通300億枚、1人当たり年間使用量約300枚と推定されている。リサイクルも進んではきたが、プラスチックごみは減るどころか増え続けるばかり。有料化を待つまでもなく、今日の買い物から袋持参で出かけるべきだろう。すでにマイバッグ運動に取り組んでいる店舗は市内にも多く、特典なども用意されている。
山口市商店街連合会では04年1月、家庭ゴミ削減の取り組みとして「マイバッグ持参運動」をスタートさせた。参加加盟店約30店での買い物の際に袋を持参すると、1回につきエースカード・ワイワイカード1ポイント発行または現金2円引き。運動開始に合わせて製作したオリジナルエコバッグは、西門前のエコステーションや商店街のイベントの景品として市民に提供している。しかし、参加加盟店数の伸び悩みもあってか定着にはまだほど遠い。同連合会の環境委員長・藤井和幸さんは「商店街での運動の認知度は低いものの、マイバッグを持って買い物に来る客は増えている。特典もあるので、商店街にはぜひ袋持参で」と呼びかける。
一方、市内でもいち早く買い物袋持参運動に取り組んだコープやまぐち。協力を呼びかける店内掲示やレジでの声かけ、来店者の袋持参率(毎週更新)の表示を行うなどして運動をPR。袋を持参した組合員にはポイントカードに2ポイントを加算している。また、店内サービスコーナーなどで販売している、買い物カゴにすっぽりとおさまるペットボトル製のリサイクルバッグ(680円)、布製バッグ(大231円、小158円)も使いやすいと好評。03年・38%、04年・40%と少しずつではあるものの、同店での持参率は着実に上がってきているようだ。
市環境保全課では今後、レジ袋有料化の動きに合わせて、市内スーパー等の現状を把握する予定。その上で、マイバッグ持参運動を市全体の取り組みとして進めたいとしている。
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マリン全店 スタンプカードにスタンプ1個を押印している。50個ためていっぱいになると、200円の金券として使用できる。
アルク全店 500ポイントで500円の割引券が発行されるポイントカード(現金専用丸久カード)に3ポイント加算。同カードを持っていない、またはクレジットカードでの買い物客にはスタンプカードを渡し、50点で150円の割引券を発行している。
ザ・ビッグ大内店
マックスバリュ吉敷店
(イオングループ全店) スタンプカードにスタンプ1個を押印。毎月5日、11日、20日、30日にはスタンプを2個押している。カードは20個でいっぱいになり、1枚につきトップバリュ商品100円引き。また3枚ためてマイバッグ小、5枚でマイバッグ大に引き換えることもできる。袋へ移し替える手間もいらない便利なマイバスケット(315円)の販売も好調。
ゆめタウン山口 500ポイントで525円の割引券が出るポイントカード(ゆめカード)に3ポイントを加算している。保冷できるタイプとナイロンタイプ、2種類のマイバッグ(各1575円)も販売。
フジグラン山口 スタンプカードにスタンプ1個を押印。スタンプが20個たまるとサービスカウンターで現金100円と引換える。毎月5日は「ノーレジ袋の日」としてスタンプが2倍に。カゴに収まるマイバッグ(525円)も販売。
【レジ袋】 石油を原料としたポリエチレン製の袋で、国内で消費される半分以上が輸入品。使用済みのレジ袋はプラスチックごみとして分別収集・再利用または焼却、埋め立て処分されている。レジ袋を減らすことは、税金(処理費用)、また資源(石油)の節約にもつながる。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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