2005年07月15日
夏の高校野球 山口大会が21日開幕

第87回「全国高校野球選手権山口大会」が、全国で最も遅い21日(木)に開幕する。山口・小郡地区勢は、開幕日の午前10時から西京高校が萩商業高校、午後2時40分から山口県鴻城高校が徳佐高校、翌22日午前8時半から山口高校が宇部西高校と、いずれも宇部市野球場で対戦する。
投手陣は豊富
得点力高い上位打線
西 京
優勝候補筆頭だった昨夏の大会は準々決勝でまさかのサヨナラ負け。今年は夏場に照準を合わせて調整しており、万全の態勢で大会に臨む。
チーム打率3割を超える打線は強力。中でも長打力のある1番川原、チーム一の長距離砲3番波多野、逆らわないシェアなバッティングに定評のある4番重富の前にランナーを出せば、得点につながる可能性は高い。
絶対的なエースはいないが、右田、山中、増山と投手陣は豊富で、いずれも先発・中継ぎ・抑えができる。二塁手の重富は抑えの切り札としての起用もある。
「打線は好調だが、まずピッチャーを中心にしっかり守ってゲームを作りたい」と西村監督。
主将・佐伯が復帰
打線は破壊力十分
山 口
練習試合の勝率は7割以上を誇るが、春季県大会、会長旗大会はいずれも2回戦敗退。精神的にやや弱い部分もあったが、6月にチームの要・佐伯主将らレギュラー2人がけがから復帰。戦力がアップし、結束力も高まり、藤井監督は「おととしのベスト4を上回る可能性は十分にある」と手応えを感じている。
相手にとって脅威となるのが、チーム打率3割5分を超える破壊力ある打線。特に1番とクリーンアップは確実性がある上、大きいのも狙え、相手投手を苦しめそうだ。
エース山上は速球とキレのあるスライダー、フォークボールを武器に三振も取れるピッチャー。堅実な守りをバックに失点を抑えていきたい。
過去最強のチーム
エース片岡が勝敗のカギ
県鴻城
昨年のレギュラーが多く残り、東監督は「監督に就任して9年目。過去最強のチームになった」と自信を見せる。
守りでリズムを作るチームだけに、勝敗のカギはエース片岡が握る。ストレートは120㌔台と決して速くはないが、カーブ、スライダー、シュートと多彩な球種をコーナーに投げ分け、相手打者に的を絞らせないのが持ち味。センターラインを中心に守りは堅く、打たせて取る投球を心掛けたい。
攻撃では、足の速い1番野崎が出塁し、熊田、松永らで帰すのがいつものパターン。
初戦は秋の大会でコールド勝ちした徳佐高が相手だが、「選手に油断はない」と東監督。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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