2005年09月10日
どう変わる? 新・山口市① 合併まであと20日
来月1日、県央部1市4町の合併により、面積約730平方㌔メートル、人口約19万人の県都・新「山口市」が誕生する。新市スタートまで1カ月をきった今、10月以降の変更点をもう一度おさらいしてみたい。
新市長・議員
選挙で新市長が決まるまでの市長職務執行者は飯田宏史阿知須町長。任期は10月1日から11月に行われる市長選までの間。11月6日の告示まで2カ月をきったが、いまだ正式な立候補表明は一人もない。
議会議員については、1市4町で99人いる議員が、来年4月30日までの7カ月間引き続き在任する。4月に市議選を行い、新市議員34人(任期4年)を決める。
庁舎・組織 新市役所は市長部局7部47課でスタート。現在の山口市役所が本庁および山口総合支所、小郡、秋穂、阿知須、徳地の町役場は各総合支所となり、現行の支所・出張所は存続する。
組織の変更では、新市の行政を推進する行革推進課、組合解散に伴う環境施設課、消防本部と、すべての部に総合支所との調整を図る「政策管理室」を本庁に新設。都市核推進担当理事、文化振興担当部長、廃棄物担当部長、下水道担当理事の役職を新たに設けた。小郡総合支所は10課、秋穂総合支所6課、阿知須総合支所6課、徳地総合支所6課で業務にあたる。
また、本庁に課や職員の数が増えることから、市役所内にあった教育委員会(教育総務課、生涯学習課、学校教育課、体育課、教育相談室)は8月29日付けで別館(中央5丁目・旧NHK山口放送会館)へ。合併後は教育施設管理課を新設し、体育課はスポーツ振興課に名称変更する。4町には、教育総務課と生涯学習課の2課を持つ教育支所をそれぞれ設置する。
水道局は山口・小郡地域広域水道企業団や山口市・秋穂町水道企業団の解散に伴い再編成。現水道局に北部事業所、小郡町役場に南部事業所を置く。
職員配置
10月1日付けの新市職員は1766人。1市4町で異なっていた業務の一元化を図るため、4町から役職、一般含め93人が本庁・山口総合支所に異動する。現山口市から4町への異動は来年度行われる見込み。総合支所の支所長は部長級、副総合支所長は次長級がそれぞれ就く。
職員数については新市になってから定員適正化計画を策定し、定員を管理する。
部長級は次の通り。
総務部長兼山口総合支所長(山口市総務部長)徳田時男▽総務部行革担当部長(秋穂町総務課長)平田晶俊▽総合政策部長(山口市総合政策部長)重見武男▽山口情報芸術センター総合館長(県央部1市4町合併協議会事務局長)山本徹▽総合政策部都市核推進担当理事(小郡町総務部長)藤井清孝▽市民部長(山口市市民部長)河崎重利▽環境部長(山口市環境部長)木村義明
▽環境部廃棄物担当部長(県中部環境施設組合事務局長)来栖文夫▽環境部下水道担当理事(小郡町都市整備部長)加藤雅己▽健康福祉部長兼福祉事務所長(山口市健康福祉部長兼福祉事務所長)鈴茂健二▽経済部長(山口市経済部長)上野省一▽都市整備部長(山口市都市整備部長)福永静▽都市整備部理事兼都市核推進担当理事(山口市都市整備部理事兼都市核推進担当理事)岩本貞夫▽小郡総合支所長(小郡町住民生活部長)佐々木弘文▽秋穂総合支所長(秋穂町企画課長)渡壁英正▽阿知須総合支所長(阿知須町総務課長兼電算情報係長)小川文男▽徳地総合支所長(徳地町企画財政課長)坂典生▽市議会事務局長(山口市議会事務局長)西村伸博▽教育委員会事務局教育次長(山口市教育委員会事務局教育次長兼参事)中村憲行▽水道局次長兼北部事業所長(山口・小郡地域広域水道企業団事務局長)松原信政▽消防本部消防長 (消防本部消防長)德田泰弘
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「どう変わる? 新・山口市」は3回シリーズ、毎週土曜日に発行します。次週は手数料・使用料、ごみ処理などについて紹介します。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)