サンデー山口

地域交流活発に　太極拳や花コンテスト表彰

　「荒高ふれあいの集い」が、16日（日）午前10時から午後２時半まで、本町の長寿寺で開かれる。山口市中心商店街の西の端、荒高のまちづくりを推進するＮＰＯ法人まちづくり荒高が「ふれあいこそ、まちづくりの原点！」をコンセプトに２年前から実施。花コンテストの表彰をはじめ、太極拳や本堂でのコンサート、地区内の物的、人的財産を使った展示・バザーなどを行い、“荒高”の地名をアピールしようと考えている。

　境内では、開会式に続いて太極拳大会を実施。毎週３日、早朝に同寺で太極拳を楽しんでいる人たちを中心に、他地区の愛好家も多数参加。当日の飛び入り参加も自由で、１００人規模の大会になるとみられる。続いて、11時からは本堂でコンサートを開催。琴と尺八の演奏に続き、ジャズバンド「ゴッドブレス」が登場する。
　午後２時からは、荒高本通りおよび長寿寺で人気投票を行っている「ふれあい・花・コンテスト」の表彰式を行う。今年は大学生や社会人など41人が出展。中には昨年のコンテスト後から庭に花を植え、準備を進めてきた人もいるという。投票締め切りは、当日の正午。
　大広間展示場での「長寿寺秘宝展」では、鎌倉時代中期の作で重要文化財級の価値がある浄土変曼陀羅を展示。「手作り傑作展」では、刺繍や絵画、陶芸品など、荒高住民が持っている職人技を披露する。さらに、屋外では手作り品、遊休品、中国茶、和菓子、しるこ、寿司、湯豆腐の販売コーナーなどを設ける。
　福田敏彦事務局長は「花コンテストや早朝太極拳などを通して、ＮＰＯを立ち上げた当初の期待以上に、最近多くの人が荒高へ足を運んでくれるようになった。今後もさらに地区外へ交流の輪を広げるとともに、高齢者がいつまでも活躍できる場を提供していきたい」と話している。
　なお、車で訪れる際は、商店街の駐車場の利用を呼びかけている。