2005年10月21日
“トリジャンボ”が旋風

野田高出身インディーズバンド
タワレコ福岡 ランキング1位!
MTMにも出演中
野田学園高校卒、市内出身の若者3人が立ち上げたインディーズバンド「トリジャンボ」が、いま、福岡から旋風を巻き起こしている。9月14日にリリースした初の全国発売CD「JAY WU」(JVCエンタテインメント・ネットワークス、全6曲、1785円)は、タワーレコード福岡店で発売後1週間の売り上げランキング1位を達成。福岡のHMVインディーズランキングでも、モンゴル800などを抑えてトップに躍り出た。「波に乗った」と語る彼らは、今後さらなる活躍を見せてくれそうだ。
トリジャンボは、Rada(MC)、JAMA-UMAX(MC)、Pacho(ベース)、KEEN(ギター)、Spina(ドラム)の5人で構成。ヒップホップ、R&Bソウルなどのブラックミュージックをベースに、2人の個性的なボーカルを中心に“ファンキーでノリのいい”ライブを繰り広げる。自分たちが感じた“空気”や思いを、曲や歌詞にストレートに表現するのがトリジャンボ流。
結成は99年。野田学園高を卒業し、進学で偶然にも同じ福岡県内に移り住んだ久光亮太さん(24/Rada)、山根一文さん(24/Pacho)、藤村哲也さん(25/JAMA-UMAX)の3人が、同郷のよしみでたびたび顔を合わせるようになったのがきっかけ。高校時代にはそれぞれにバンドを組み、活動していた彼らは、もて余す若い情熱を再び音楽にぶつけようと意気投合した。ちなみに、久光さんは小郡下郷の中華料理店・桃華園、藤村さんは藤村和男市議会議員の子息。
ギターとドラムを加え、大学の先輩のつてで福岡市内のライブハウスを中心に活動を始めたトリジャンボ。当時を「かなり真剣だったけれど、今から考えると趣味に毛が生えたようなもの」と振り返る彼らの大きなターニングポイントとなったのは、原口あきまさ、はなわ、相沢真紀、前田健が司会を務める人気番組「MTM」(RKB毎日放送、毎週土曜日深夜1時40分~)。福岡県内と大阪府内のインディーズバンドにさまざまな試練を与えながら、一人前のアーティストに育成するという「浅ヤン」的な番組で、トリジャンボは昨年4月の番組開始から1期生として出演。そして3カ月後、彼らの将来を左右する大きな課題が突きつけられた。
「CD千枚を3カ月で完売しろ」--与えられた時間は実質2カ月。メンバー全員が死に物狂いで奔走した。実はこの時、解散の危機にも直面した。皆が必死になったからこそ見えた“意識のズレ〟。しかし彼らは、互いの思いをぶつける中で、良い意味での“ゼロ地点”に立つ事ができた。そして課題もクリア。番組の企画で同年9月に行われたレコード会社、JVCエンタテインメント・ネットワークスへのプレゼンに出場できることになり、この秋メジャーデビューを果たした同期生「少年カミカゼ」とともにCD発売を約束されたのだった。
今月1日には、この新作CDのリリース記念ライブを福岡天神ビブレホールで開催。詰めかけた数百人のファンで会場は埋め尽された。「周りに背中を押されたというラッキーも重なったが、これからが本番。地元・山口でもライブをやりたい。皆さんの応援をお願いします」とリーダーの久光さん。「MTM」では、番組ホームページ(http://www.rkb.ne.jp/mt-m/)でトリジャンボの情報を発信しているほか、応援メッセージも受け付けている。CDは、小郡の石井楽器店ほか全国のレコード店で発売中。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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