2005年11月26日
商店街通行量回復の兆し

平日・休日とも、JTB前が最多
山口商工会議所(中野勉会頭)は、10月に実施した中心商店街における通行量調査の結果を、このほど発表した。総通行量は、休日が6万3554人で平日が5万1804人。90年代から郊外型大型店舗が中心商店街を取り巻く形で多数立地。少なからず影響を受けてきたが、持ち直しの動きも見せている。
都市としての山口市の魅力やにぎわいの度合いを量ろうと、同商議所では、70年から96年までは隔年で、それ以降は毎年、中心商店街の通行量調査を行っている。今年度は、10月23日(日)および25日(火)に実施。カウントしたのは高校生以上の歩行者で時間は午前10時から午後7時まで。
調査地点は①大市(岩見屋寝具店前)②中市(金子染物店前)③中市(JTB前)④米屋町(みずほ銀行前)⑤道場門前(いさみや前)⑥道場門前(コーヒーボーイ店前)⑦道場門前(どうもんビル前)⑧西門前(ビューティー愛前)⑨荒高(吉永時計店前)⑩新町(ギャルソン前)⑪駅通り(無印良品前)⑫駅通り(万徳寺前)⑬駅通り(マルヤ兄弟ストアー前)の13地点。
まず総通行量は、休日(23日)が6万3554人で、平日(25日)が5万1804人。昨年10月の調査から、それぞれ3349人(5・6%)、9291人(21・9%)増加した。
休日の通行量が最も多かったのは、③地点で1万1078人。続いて④の1万1028人だった。以下、⑤地点(8122人)⑥地点(6350人)⑦地点(4850人)⑪地点(4288人)②地点(3762人)⑫地点(3330人)⑩地点(2688人)⑧地点(2406人)⑬地点(2312人)⑨地点(1756人)①地点(1584人)となっている。アーケードを中心に前年より7つの地点で増加しており、これは調査日に行われた「街じゅうデニム」のイベントも好影響を与えたものと思われる。
一方、平日の通行量トップも休日と変わらず③で、7674人だった。2番目も同じく④地点(6548人)。以下⑤地点(5888人)⑦地点(5230人)⑥地点(5137人)⑧地点(3918人)②地点(3638人)⑪地点(2968人)⑨地点(2534人)⑫地点(2511人)⑩地点(2475人)①地点(1661人)⑬地点(1622人)の順。調査日が晴天に恵まれたことも手伝い(前年は雨)、11地点で前年を上回った。
中心商店街の通行量は年々減少の傾向にあったが、今回の調査では増加した。道場門前にあるコープどうもん店の来店者数を見ても、4月から7カ月連続で対前年の来店者数を上回っている。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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