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2005年12月02日

「人美響のまちづくり」始動 五重塔・大内文化 世界遺産に

「人美響のまちづくり」始動 五重塔・大内文化 世界遺産に

地元で意見交換会
 「国宝瑠璃光寺五重塔を中心とする大内文化史跡を世界遺産に登録しよう」――大殿公民館で11月27日、大内文化特定地域内の住民を対象とした1回目の「人美響のまちづくり意見交換会」が開かれ、地元の文化財や景観を生かした新たな観光拠点づくりについて意見が交わされた。主催の「人美響のまちづくり推進会議」(中野勉会長)はこの日、まちづくり構想の中で新たに持ち上がった世界遺産登録運動も発表。地元住民の協力を強く呼びかけた。
 「人美響のまちづくり」は、山口商工会議所、市、商工・観光団体、町内会など20団体で構成する「新観光拠点づくりデザイン会議」がまとめた、大内文化特定地域のまちづくり計画。同会議は昨年12月に発足し、今年6月に計画を策定。その後、住民との話し合いを基本にした中心組織「人美響のまちづくり推進会議」を、同商議所内に立ち上げた。今回は推進会議発足後初めての意見交換会で、対象となる大殿・白石地区の18町内会から住民が参加。大内文化の史跡を生かした街なか観光地づくりや景観整備の狙いなどが説明された。
 当日は特に、先月18日のプレ国文祭「シンポジウム-雪舟と文化維新」で宣言採択された世界遺産登録運動に話題が集まった。この運動は、日本三名塔の一つに数えられる瑠璃光寺五重塔(国宝)を中心として、室町時代に“西の京”と呼ばれるほどの栄華を極めた「大内文化」の面影を今に伝える街並みや数々の史跡を、ユネスコの世界遺産に登録しようというもの。計画推進の一つの目標として持ち上がった。
 現在日本にある世界遺産は13件(自然遺産3、文化遺産10)。また、神奈川県の「武家の古都・鎌倉」、島根県の「石見銀山遺跡とその文化的景観」など四つの文化遺産が暫定リストに入っている。登録への道のりは困難な状況ではあるが、推進会議は10年をめどに運動の気運を高めたいとしている。
 伊豆利夫下竪小路町内会長は「住民の意識醸成が課題。地域の財産を大事に守っていこうとする住民の強い意思がなければ、運動は難しい」と言い、見好豊大殿地区社会福祉協議会会長は「ハードルは高いが、協力は惜しまない。登録実現に向けた具体的手法をこれから一緒に探っていきたい」と語った。
 推進会議の河野康志副会長は「大内文化をまず知ってもらい、素晴らしい財産を皆で守り伝えていく気運を生み出したい。市民の協力がなくてはなし得ない運動。多くの人がさまざまな面からまちづくりに参加してくれることを期待している」と話している。今後、同計画の瓦版配布や世界遺産登録運動を進める別組織の立ち上げ、一部地区での景観形成の個別折衝などを予定している。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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