2005年12月04日
お歳暮商戦が本格化 売れ筋は産地直送品

ボーナス支給時期を間近に控え、市内のデパート、スーパー、ギフトセンターなどはお歳暮商戦に突入。各店とも少しでも売り上げを伸ばそうと、さまざまなサービスを展開している。
ちまきやは先月26日、5階特設会場にお歳暮商品を約千点集めた「ギフトセンター」を設置。本格的な商戦を開始した。昨年と同様11月中旬から行った早期受付では、前年比10%増の売り上げを示し、まずは順調な滑り出しを見せた。売れ筋の商品は、阿知須牛や秋穂の車エビ、和洋菓子といった山口の特産品、全国各地の産地直送品、カタログギフトなど。割安感のある全国無料配達の商品も人気で、1件当たり単価は3500円~4千円程度だという。
一方、進物の大進山口店は「お持ち帰り割引」をはじめ、通常の25~30%割引の「店長お薦めの品」「産地直送6商品の消費税サービス」「全国宅配無料」などの割引サービスに力を入れている。ギフト商品は、山口・広島を中心に全国各地の産直品を多数品ぞろえ。また今年は、新規の客を一人でも多く獲得しようと、お歳暮購入者を対象にしたくじ引き「山口地区お歳暮キャンペーン」(18日まで)も行っている。
進物・贈答品の佐藤商会は、定価より10~30%安く、全国宅配無料(22日まで)の厳選アイテム約200点を取りそろえるなどして商戦に臨んでいる。また、5千円以上買い上げの人にホットケーキミックスプレゼントなどのサービスも展開。同社は「良い品を安く提供することがうちのモットー。割安感で差別化を図り、前年比10%増を達成できれば」と話している。
スーパーでもお歳暮を取り扱う店が増えており、マリンでは「とらふくセット(県内産・養殖)」の全国発送を実施。コープやまぐちは、生協ひろしまと開発したカタログを共同購入会員向けに配布、店舗でも受け付けを始めた。
各専門店
自慢の商品売り込む
各専門店も、少しでも売り上げを伸ばそうと売り込みに懸命だ。
松永かまぼこ店は、「白銀」「銀浪」といった山口県を代表する高級やきぬきかまぼこを中心に販売。川端市場の山口さかなのかどたは、40㌢大皿盛「本フグ刺セット」、秋穂東の瀬戸内海水産開発は活車エビや車エビのみそ漬け(木箱入り)、下関市豊北町の西尾うに製造本舗は生うにを塩漬けやアルコール漬けにした各種詰め合わせ、三隅勝栄堂は手作りの「かすてら銘菓詰め合わせ」などをメーンに商戦に臨んでいる。
また、酒も贈答品として人気が高く、酒造メーカーの金光酒造は「山頭火」、販売店の酒の三平は芋焼酎「吉酎」、原田酒舗は「東洋美人」を売り込んでいる。
食品以外にもJTB山口支店は、国内外約1110のデパート・ショッピングセンターで使える共通商品券「ナイスショップ」を、クリスマス商戦も展開する好花園は、ランやシクラメン、「花と緑のギフト券」などを販売している。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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