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2005年12月14日

バナナで広がるしあわせ -県立大中嶌さんの新国際協力- 

バナナで広がるしあわせ -県立大中嶌さんの新国際協力- 

“ほっこり手わたし人”になりませんか?

 「バランゴンバナナを買って農村を支援しよう」――。身近な国際支援活動を実践している一人の女子大生が、地球に優しい食や暮らしを考えるグループ「手わたしほっこりくらぶ」を市民とともに立ち上げた。まず取り組むのは、フィリピン産無農薬バナナの共同購入。日本でも定番の輸入果物・バナナは、生産地で深刻な環境破壊を引き起こし、生産者を苦しめているという。バナナの1回目の発注は来月。

 同グループの代表・県立大学栄養学科2年の中嶌はるかさん(19)は、京都府の出身。進学した昨年の夏休みにNGO(非政府組織)のスタディーツアーでインドネシアに滞在し、国際協力に興味を持った。「私にも何かできるはず」――帰国後、彼女はすぐにアクションを起こした。それは、使用済み切手とプリペイドカード、書き損じはがきの回収。「高校時代には校内や公共施設など至る所で回収ボックスを目にしたが、山口に来てからは一度も見たことがない」と話す彼女は、手作りの回収箱を学内4カ所と県庁15階、市民活動支援センター・さぽらんて、平井の輸入雑貨店・ウペポの計7カ所に設置し、ポスターなどで呼びかけを行った。半年ごとに集計を行い、東京のNGO・地球の友と歩む会に寄贈。今年3月と10月に送ったこれまでの送付量は、切手2235㌘、はがき213枚、プリペイドカード1890枚に上った。「回収を通して、たくさんの人が国際支援に協力してくれている。誰かが動かなければ、何も始まらない」
 災害復興支援の募金活動などにもかかわりながら、5月からは「食とフェアトレード(途上国の生産者に公正な賃金や労働条件を保証した価格で商品を購入すること)」に関する民間の勉強会に参加。生産国で起きている弊害や、日本の「食」と海外との切っても切り離せないつながりなどを学んだ。そして11月、人と環境にやさしい食と暮らしに関心を持つ市内の大学生、主婦らとともに同グループを発足。第一歩として、NGOの日本ネグロス・キャンペーン委員会が主催する「手わたしバナナくらぶ」に参加することにした。
 これは、フィリピン・ネグロス島で農薬も化学肥料も使わずに栽培されたバランゴンバナナを月1回共同購入する活動で、公正取引によって農民が得た収益は、経済的自立や、社会づくりに役立てられる。日本に出回っているフィリピンバナナの大半は、大規模プランテーションとして開発された農地で大量の農薬、化学肥料を使って生産され、防腐剤がかけられたもの。生産地は、農薬投与による土壌汚染、低賃金・長時間労働など、つらい生活を強いられているという。
 中嶌さんは「安全なバナナを食べて一緒に国際協力しませんか?」と呼びかけている。問い合わせは中嶌さん(peace.with.smile@ezweb.ne.jp)またはウペポ(TEL083-928-5582)へ。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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