サンデー山口

市民参加型コンテストも

　山口県立大学服飾研究会（水谷由美子会長）は18日（日）、「クリスマスファッションショー４＆サンタファッションコンテスト05」を開催する。サンデー山口など後援。会場は午後１時からの昼の部が中市商店街のちまきやエントランス広場、６時からの夜の部が天花の市菜香亭。大学生や一般市民の作品に加え、今年度フィンランドの若手デザイナー大賞に輝いたヤルノ・ヴィイタラさんもはるばる駆けつけ作品を披露する。入場無料。

　毎年、県立大学の学生と地域の人たちが中心となって行うファッションショーは、今回で10回目。山口ならではの服飾文化を発信していこうと、３年前からは市民参加型のコンテストも実施している。今年は、新山口市誕生や山口日本フィンランド協会創設、サビエル生誕５００周年などを記念して開催する。
　ショーは２部構成。１部「ザ・ヤマグチファッション～ジャポニスムを越えて」では、まず水谷由美子県立大学教授がデザインした柳井縞や竹繊維を使った衣装４点を披露する。続いて、プロのデザイナーとして活動しているヤルノ・ヴィイタラさんが、フィンランド２００５ヤングデザイナー・オブ・ザ・イヤー受賞作品を３点発表。このほか、同大学環境デザイン学科衣造形研究室のゼミ生が日本のはかまや羽織、帯といった和の要素を取り入れたパーティードレス、さらに歌舞伎文化や紋章などから着想を得た作品を披露する。
　２部は市民参加型のファッションコンテスト。高校生や大学生、市内の編み物グループなど、一般公募による19組が出場するほか、同大学最新の研究成果である発光ダイオードを施したサンタとトナカイのファッションを紹介する。なお、特別審査員として、東京から空間演出家の毛利臣男さんと安倍昭恵内閣官房長官夫人も駆けつける。
　水谷会長は「今年は新山口市になって初めてのファッションショーなので、旧４町の方にぜひ見に来てもらいたい。これからさらに地域と協働し、山口独自のファッション文化を発信していければ」と話している。