2005年12月18日
中園町三和町線の交差点 来月から一部通行可

8月1日から全面通行止めとなっていた「都市計画道路中園町三和町線」の変形五差路交差点(袖解橋)が、当初予定より3カ月早い来年1月1日から一部通行可能になる。もともと交通量の多かった道だけに、周辺道路の渋滞緩和が期待できそうだ。また、現在工事が進められている市内主要道路の整備状況について取材した。
県道宮野大歳線と市道東山通り下矢原線を結ぶ都市計画道路中園町三和町線と、県道陶湯田線(山大通り)と市道糸米羽板線を結ぶ「市道湯田温泉二丁目中園町線」とが交わる袖解橋は、両県道への“抜け道”に使われることから幅員が狭いわりに交通量が多く、交通事故の多発場所でもあった。交通安全対策と渋滞緩和を目的としたこのたびの工事は、道幅を約10㍍広げて両側に歩道を設け、歩行者の安全を確保。見通しの悪い変形五差路交差点は、ディックホームセンター山口店へとつながる市道旭通り一丁目三和町線を東山通り寄りに移動することで四差路に変更し、信号機を設置するというもの。同都市計画道路の全面開通は来年度末になる。
下に雨水排水路が通る同交差点の工期は、水路の移設を伴う一番の難所であることから、当初3月末までの予定だった。しかしながら、全方向の通行止めに不便さを訴える周辺住民からの要望もあり、交差点部分の工事を最優先する形で全体の工程を変更。結果、年度内に完成する運びとなり、年明け1日から湯田温泉二丁目中園町線のみ通れることとなった。
なお、同都市計画道路の交差点付近は引き続き通行止め。現在東山通り・大橋まわりになっているコミュニティバス吉敷・湯田ルート(旧道・朝倉まわり)は、4月から従来通り湯田温泉二丁目中園町線を走る。
黄金町野田一号線
市民会館から県庁に抜ける「市道黄金町野田一号線」の歩道改修工事は来年3月まで。現在、幅2㍍に拡張する両歩道への側溝の設置と、市営駐車場そばの交差点整備が行われている。工事に伴い、片側交互通行の交通規制が敷かれているが、夜間は規制を外して両車道を開放。日中の片側交互通行は来年2月いっぱいまでの見込み。
一本松朝倉線
県道になることを前提に99年から進められている「都市計画道路・一本松朝倉線」の拡幅工事は、いよいよ大詰めの段階。11月14日から来年3月20日まで、防長苑そばの交差点から錦川に沿う市道中央町二丁目湯田温泉四丁目線への入口が通行止めとなり、道路の下を流れる錦川の改修工事が行われている。ここにはNTTの光ケーブルが十数本通っているため、工法が特殊で時間がかかるのだという。一方、並行して進められているセントコア前から県道宮野大歳線と交わる朝倉口交差点までの拡幅に合わせ、第一ビル側に仮設されている迂回路が、今月末から交差点まで延長される。両工事の完了は来年3月末の予定。国道9号線と同県道とを接続する新たな県道に生まれ変わる。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│ニュース