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2006年01月08日

小鯖に音色を絶やさないで 眠る楽器 県大生が奏でる

小鯖に音色を絶やさないで 眠る楽器 県大生が奏でる

 毎週土曜日の午後になると、小鯖公民館からさまざまな楽器の音が流れ出す。のびのびと演奏を楽しんでいるのは、県立大学の音楽サークル「楽音」と、2人の小学生。そして使用されている楽器のほとんどは、かつてこの地域にあった「小鯖金管バンド」のものだ。部屋の片隅に立つ地元の女性は、息を吹き返した楽器に目を細めながら、彼らをそっと見守っている。

 同サークルは、国際文化学部3年の米本次郎さん(21)と川畑祐一郎さん(21)、同2年の徳久あゆみさん(20)と有田円香さん(20)、4人の呼びかけで昨年4月7日に発足。音楽好きな仲間は次第に増え、今では23人のメンバーが所属している。「とにかく純粋に、自由に音楽を楽しみたい」という彼らは、指導者を置かず、楽器・パートも決めず、それぞれが好きな楽器で多彩な音楽を奏でる。初心者や一般の人でも気軽に受け入れ、経験者が指導。経験者間でも自分たちが持つ技術を互いに教え合い、さまざまな楽器に挑戦する。そして、そんな彼らの活動は、今年活動を休止した小鯖金管バンドとの縁に支えられている。
 小鯖での活動のきっかけは、4人がサークル立ち上げの準備を進めていた昨年12月、同バンドのOBでもある米本さんに、同バンドの世話人の女性からある相談が持ちかけられたことだった。「他地域の小学生も受け入れて何とかバンドを存続してきたものの、春に6年生が卒業すれば残るメンバーは2人。小鯖に音楽を絶やしたくないが、もう活動できない」と女性。その時、小学生時代に出会い親しんだ楽器が誰にも使われなくなることを残念に思う米本さんの中で、新たに動き始めるサークルと小鯖とが結びついた。県立大の学内で練習に使える場所は新講堂のレッスン室のみで、週1回、日曜日しか空いていない。それに、楽器も足りない。ところが小鯖には、公民館という練習場、楽器もそろっている。双方の思いがうまく一致したのだ。
 楽音の活動開始後、昨年まで同バンドに所属していた小学生も、公民館での練習に合流。大内南小4年の志田原花摘さん(10)は「トランペットがまた吹けるようになってうれしい」と喜ぶ。「音楽に興味がある人なら誰でも歓迎。一緒に演奏を楽しみましょう」とメンバーたち。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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