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2006年03月12日

「マロニエの森の会」が植樹 

「マロニエの森の会」が植樹 

100年後には錦帯橋へ 大きく育む 次代に継ぐ夢

 美しい水と空気を守る活動を続けている市内の森林ボランティア「マロニエの森の会」(斉藤亘会長)は19日(日)、宮野岩杖の活動拠点・自然体験道場「森の夢」で植樹祭を開く。広葉樹の植え付けは同会の恒例行事だが、今年の趣向はいつもと少し違う。錦帯橋に使われる木材を、100年かけて育てようというのだ。「木にも目標を持たせてやりたい」と笑顔で語る斉藤会長は、子の代、孫の代へと引き継ぐ夢に希望を膨らませる。

 1953年の再建以来、04年に半世紀ぶりに架け替えられた日本三名橋の一つ「錦帯橋」。木造橋としては国内最大で、江戸時代から受け継ぐ匠の技と丈夫な木材によって、5連アーチの美しい姿を今に伝えている。橋の用材はマツ、ヒノキ、ケヤキなど。創建当時は岩国藩領地内から切り出した木材でまかなわれていたが、近年は県内での入手も困難となり、昭和の再建時は主に国有林、前回については大半が民有林から調達された。
 このような背景を知った同会は、県内の貴重な文化遺産を守る一助にと、将来の架け替えに備えた植樹を発起。主に橋げた部分に使われる、耐久性に優れた良材・ケヤキを育てることにした。ケヤキが建材として使えるようになるまでには100年以上の歳月が必要だが、斉藤会長は「錦帯橋の架け替え技術の伝承と同じように、森林を守り育てる活動を子の代、孫の代へとつないでいければ」と話す。
 同会では年明けから、竹がはびこり、荒れ放題になっていた活動拠点の裏山を整備。余分な竹や雑木を伐採して約2500平方㍍の植樹スペースを切り開いた。ここには、10㍍間隔でケヤキ100本、その間を縫うようにコナラ千本を植えて手入れをしていく。さらに、タケノコ掘りや山菜狩り、野草の摘み取りなどを楽しむ場としても活用する。コナラは木材をとるだけでなく、シイタケのほだ木に使って自然体験活動にも生かす。
 植樹祭は午前9時から。参加者全員で苗木を植え、昼には会が用意する野外料理を囲む。当日は岩国市、錦川森林組合の職員らも参加する予定だ。「“錦帯橋を育てる”と思えば成長が待ち遠しい。また、このような活動が他地域にも広がることを期待したい。皆さんの参加をお待ちしています」と同会。
 参加費は大人300円、子ども100円(昼食・保険代)。問い合わせ先は同会事務局(TEL083-928-0614)。なお、雨天の場合は26日。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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