2006年03月15日
西京高全国舞台へ 女子テニス、柔道・男子卓球個人

西京高校の女子硬式テニス部と女子柔道部、そして男子卓球部の林将仁くんが、それぞれ県代表として全国高等学校選抜大会に出場する。昨秋に新チーム、新体制になってから初の全国の舞台。
「初戦突破を目指す」と気合十分だ。
女子硬式テニス部
中国大会のリベンジを
全国大会は、21日(祝)から博多の森テニスコートなどを会場に福岡県で開催。各都道府県の代表50チームがトーナメント戦を繰り広げる。
女子硬式テニス部は5年ぶり9回目の出場。昨秋に3年生が引退し、部員9人で新チームがスタートした。テニス経験者が少ないため基本を繰り返し練習。同じコートで練習する男子部員と切磋琢磨し、日々レベルアップを図ってきた。05年10月の中国大会では、初戦で敗れたものの、驚異的な粘りで敗者復活戦を勝ち抜き、見事4位入賞。全国への切符を手にした。全国大会初戦の相手はくしくも、中国大会初戦では敗北を喫した広島県の安田女子高校。接戦だっただけに「今回こそは」とチーム一丸“リベンジ”に燃えている。主将の伊藤美紀さん(17)は「初戦では秋の借りを返したい。また、いつも練習に付き合ってくれた男子部員に感謝するとともに、彼らの分まで頑張りたい」と意気込む。
登録選手は次の通り。
〔2年〕伊藤美紀▽山野沙央理▽中村友香▽阿武美佑紀▽伊藤理絵〔1年〕吉原優子▽ 吉原誠子▽松尾奈津美▽谷岡千春 (敬称略)
男子卓球部 林将仁くん
名カットマンの挑戦
26日(日)から広島県立体育館で開かれる選抜大会に、男子シングルスの県代表として2年生の林将仁くん(17)が出場する。林くんの卓球はカットマンスタイル。巧みに相手のスマッシュの勢いを殺し、粘り強くラリーを重ね相手のミスを誘う型だ。
05年11月の県予選では、代表の座を勝ち取ったものの、技術面では多くの課題も見つかった。以降スタミナ強化、フォームの修正などの練習を重ね着実に問題点を克服。万全の態勢で初戦に臨む。
大会では、各都道府県の代表48人が3人1組でリーグ戦を行い、各リーグの1位16人が決勝トーナメントに進む。リーグ戦では埼玉県と高知県の代表と対戦予定。「手強い相手。自分の粘りのスタイルを貫いてなんとしても倒したい」と力強く話す。田村忠照監督は「相手と根比べをするスタイルは、本人のまじめで粘り強い性格を象徴している。県内ではトップのカットマン」と期待を込める。
また林くんは、男子卓球部の主将も務めている。春は個人戦のみの開催なので、団体戦の照準は6月に控える高校総体。「この大会で弾みをつけ部全体に勢いをつけたい」とも話している。
女子柔道部
全国で勝てるチームに
東京・日本武道館で21日から行われる全国大会に出場。各都道府県の代表48チームがトーナメント戦を行う。各チーム3人ずつが出場し、先鋒(52㌔以下)、中堅(63㌔以下)、大将(無差別)がそれぞれ対戦、3者の戦績で勝敗を決める。これまで春の大会では個人戦がメーンだったが、大会要綱の改訂により今回から新方式の団体戦に変更された。
初戦の相手は熊本県の阿蘇高校。柔道王国九州の強豪校だ。15年前から西京高柔道部のコーチを引き受けている県警の伊藤敏正さんは「女子の柔道は精神面が左右する。実力を発揮できるかどうかが鍵。初戦をうまく乗り切ってほしい」と期待を込める。
1月に行われた県予選では、圧倒的な力を見せて全国大会出場権を獲得。しかし、これまで全国ではなかなか結果が出せていない。中堅で出場する伊藤侑希主将(17)は「県外には強いチームがたくさんある。新チームの今後を占う上でも、1戦1戦を大事にし、気持ちで負けないようにしたい」と意気込む。
登録選手は次の通り。
〔2年〕伊藤侑希〔1年〕木原麻衣▽林成美▽鴨川実希▽中西杏奈 (敬称略)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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