2006年04月05日
西門前商店街のアーケード 明るくリニューアル

8日に記念イベント開催
中心商店街の西の玄関口、西門前商店街で1月から行われていたアーケードの改修が終わった。来街者からは通りがとても明るくなったと好評。同商店街の店主でつくる本町商店街振興組合(藤井和幸理事長)は8日(土)、新装記念イベントを開いて完成を祝う。
同商店街アーケードの改修は、設置された82年以後初めてのこと。天井部分は透過性の高いポリカーボネート素材にして外光をふんだんに取り入れ、屋根横のカバーも白っぽい色に変えて光の反射を良くし、明るい空間を演出した。そして、店先の吊り看板をすべて撤去したことで、天井がより高く、ゆったりとした印象に。また、改修後からは夜間の照明点灯も始めた。周辺住民や通行人などからは防犯面でも安心と好評だ。総事業費は約5500万円。うち3分の2が国と県、市からの助成で、残りは同組合が負担した。
郊外型大型店進出のあおりを受け、同商店街でも近年空き店舗が増加。営業店舗は18軒で、建て替えが必要な2物件を含む5軒が空き店舗となっている。しかしながらここ数年の間で、多くの店舗に跡継ぎがUターン。後継者のめどがたったことからアーケードの改修を決断した。
同時に、「高齢者に優しく、暮らしやすい便利な商店街」というイメージを前面に打ち出し、街の個性を最大限に生かす方法も模索。㈱街づくり山口のバックアップを得て昨年末から3月にかけ、空き店舗への出店者を育てる「起業支援塾」にも取り組んだ。受講した7人は実際の出店には至らなかったが、この事業が縁で5月初旬、介護福祉事業所が空き店舗に進出することになっている。藤井理事長は「このたびの試みによって出店ニーズもつかめ、活性化への手応えを感じた。通りも明るくなったし、気持ちを新たにさらに地域に役立つ商店街を目指したい」と張り切る。
リニューアルを記念して8日は、午前11時15分から同商店街で式典を開催。渡辺純忠市長、中野勉山口商工会議所会頭らが出席する。イベントでは、子どもチームによるよさこいや、レシートで参加する抽選会、「ほっとさろん西門前・てとてと」主催の春まつりなどがある。なお、各店では15日(土)までの8日間「春らんらんフェア」として、買い物客に花の種をプレゼントする。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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