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2006年05月15日

大内文化を世界遺産に 登録を推進する会発足 

古きを守り未来のまちづくりを

 国宝・瑠璃光寺五重塔など、「大内文化」の面影を今に伝える街並みや数々の史跡を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録しようとする「国宝瑠璃光寺五重塔を中心とする大内文化を世界遺産に登録を推進する会」が15日、市内で発足した。10年後の登録を目標に、まずは「暫定リスト」入りを目指して活動していく。
 同会は、世界遺産への登録推進運動を通じて、大内文化の保護、保全活動に協力することを目的とし、日本を代表する国際交流都市であった大内氏時代の山口を知り、若い世代に誇りを持ってふるさとの歴史と文化に接してもらおうと設立。山口商工会議所や「人美響のまちづくり推進会議」といった民間団体、地元自治会などが発起人となり、会を組織している。
 登録を目指すのは、大殿地区を中心とする街並みや史跡。国宝・瑠璃光寺五重塔や、画聖・雪舟が拠点としたことでも知られる雲谷庵など室町時代に栄華を極めた「大内文化」の面影を今に伝えるもの。また、明の詩人趙秩が詠んだ「山口十境の詩」にも登場し、約630年の歴史を誇る名湯・湯田温泉も重要な文化遺産として候補の列に並べる。
 05年8月現在世界遺産に登録されている場所は、137カ国の812件(自然遺産160、文化遺産628、複合遺産24)。このうち日本には、広島県の厳島神社など13件(自然遺産3、文化遺産10)が登録されている。世界遺産への登録は、まず候補地「暫定リスト」に名を連ねることが必要。同会は地域住民への啓もう活動を進め、市と連動してリストへの登録を取り付けることを目指す。現在リストには島根県の「石見銀山遺跡とその文化的景観」など四つの文化遺産が挙がっている。
 同会は、登録の目標を2016年に設定。06年は地域住民の意識醸成のために大内文化に関するワークショップや公開講座を開催し、先進地の京都の視察などに取り組む。05年に登録された知床半島が実現までに12年を費やしたことを考慮すると「大内文化」も相当の年月を要することが予測され、推進運動には地域をあげての協力と根気が求められる。
 発足式当日は、役員や規約などを決定。会長に選ばれた大内文化まちづくり協議会長の福田礼輔さん(78)は「大殿地区周辺には、作家の司馬遼太郎氏や五木寛之氏に“名塔”と言わしめた五重塔をはじめ世界遺産に相当する文化遺産が数多くある。古き良きものを保護することで新しいまちづくりに生かしていければ」と意欲をみせた。また特別顧問に就任した渡辺純忠市長は「この運動によって市民が歴史遺産の価値を再認識し、後世に守り伝えていこうという気運の高まりにつなげて欲しい」とエールを送った。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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