2006年05月24日
6/1~6/7アーカイブズウイーク

中・四国の文書館が初行事 歴史講座「山内一豊とその妻」
6月1日(木)から7日(水)の第1回「アーカイブズウイーク」に合わせ、中国四国地区の文書館施設などは一斉に、さまざまな週間行事を実施する。後河原の県文書館では、資料展示や書庫の見学ツアーのほか、6月4日(日)に大河ドラマ「功名が辻」の主人公・山内一豊をテーマとした歴史講座を開催。現在参加者を募集している。
89年6月1日にアーカイブズ(記録資料)の保存利用に関する法律「公文書館法」が施行されたことにちなんだ同週間は、県文書館の提案で中国四国地区の文書館施設などが今年初めて設定。期間中は同地区内六つの文書館施設などが、アーカイブズの重要性をPRするための催しを一斉に展開する。
県文書館は、県内の公文書および記録、そのほか歴史に関する文書・記録を永久保存して一般に公開するための施設。日本で最初の文書館として1959年4月に誕生した。52年に旧藩主の毛利家から藩政時代の文書・毛利家文庫が県に寄託され、県立山口図書館へ収蔵されたことが開設のきっかけ。当時戦前の県史編さん所が収集していた県庁の文書や記録類の公開・利用が求められていたことから、諸外国にあった「アーカイブズ」に着目した図書館長・鈴木賢祐らがこれを「文書館」と翻訳し、設置活動を行った。
期間中は毎日、膨大な資料を保存している書庫の見学ツアーを実施。当日受け付けで毎回先着10人を対象に、職員が館内を案内する。また、アーカイブズ展示「県文書館の史料刊行事業」では、同館がこれまでに刊行した「防長風土注進案」や「萩藩閥閲録」をはじめとする貴重な史料集とその原本を紹介する。
そして4日午後1時半から3時までは、メーンイベントとなる歴史講座スペシャル「山内一豊とその妻~大河ドラマ『功名が辻』の世界」を開催。(財)土佐山内家宝物資料館の渡部淳館長が、戦国の世に生まれ、浪浪の身から土佐一国の藩主にまで上りつめた山内一豊と妻の生涯をわかりやすく解説していく。山内家関係文書の展示もある。定員は250人。参加希望者は①住所②氏名③電話番号を明記して26日までに県文書館(〒753-0083 山口市後河原150-1、TEL083-924-2116、083-924-2117、メールアドレスa50703@pref.yamaguchi.lg.jp)へはがき、ファクス、Eメールいずれかの方法で申し込むこと。
なお、4日を除く期間中の閲覧業務は通常通りに行われる。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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