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2006年06月03日

市内で無料音楽教室開始 

市内で無料音楽教室開始 

海外ボランティア活動家の梅田さん 外国の音楽教育の実態も伝える

 南米エクアドルやカンボジアなどの辺地に楽器を寄贈し、長年にわたって現地の音楽教育に従事してきた梅田武雄さん(74)-がこのほど、市内を中心に児童や高齢者を対象とした無料の移動音楽教室を始めた。歌謡曲を一緒になって演奏したり、歌ったりするもので、発展途上国の音楽教育の実態や生活の様子なども体験談を通して披露する。


 東京で40年間小学校教諭を務めていた梅田さんは、退職後の87年からJICAの日本語教師として南米コロンビアに赴任。任期終了後からは、環太平洋の発展途上国を中心に音楽活動を通じてボランティア活動に従事してきた。そして00年にはNGO(非政府組織)「SANE・エクアドルの子どもための友人の会」の一員として現地に鍵盤ハーモニカやリコーダーなどの楽器を寄贈する活動を開始。01年10月21日付サンデー山口紙面「エクアドルの子どもに楽器を」などで呼びかけを行い、集まった117個の楽器を現地に持参した。3年に及んだ活動では、アンデス山脈に点在する“寺子屋学校”計17カ所を訪問。子どもたちに楽器を渡し、指導した。訪問地の一つ“クエジャヘ”は住民の大半が自給自足の生活を送る、電気もガスも通じていない場所。梅田さんは子どもたちと寝食を共にして貧しい生活を体感した。「楽器に目を輝かせ、貧しさを感じさせない子どもたちの明るさに心を打たれた」と当時を振り返る。
 しかし、比較的政局が安定していた同国も、次第に都市部から治安が悪化。04年には援助活動もままならなくなってしまった。こうして故郷の山口に戻った梅田さんは、楽器を提供してくれた人たちへの活動報告と、多くの人に体験談を伝える手段として、移動音楽教室の開設を思い立った。
 内容は、「青い山脈」や「リンゴの歌」など戦後の叙情歌・唱歌・童謡の演奏で、指導といった堅苦しいものではなく、一緒に歌おうというもの。古き良き歌を通じて子どもに正しい日本語と基礎音感を養ってもらい、高齢者には懐かしい歌を歌ったり聞くことで認知症予防などに役立ててもらう。依頼に応じて市内の幼稚園や学校、老人ホームを訪問し、演奏、講演する。梅田さんは「楽器提供などで協力してくれた多くの人への感謝と、貧しい国の子どもたちの現状も伝えたい」と意欲を見せる。
 移動教室は原則無料(遠隔地の場合、楽器の運搬料などの請求あり)。事前に聴衆の人数、年齢層、希望曲など簡単な打ち合わせが必要。詳しくは梅田さん(TEL083-924-0476)へ。

スタッフ募集
 梅田さんは現在一人で活動しているが、一緒に演奏やサポートをしてくれるスタッフも募集している。対象は音楽の素養にかかわらず、伴奏できる人や簡単な司会ができる人。興味のある人は梅田さんまで。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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