2006年06月09日
山口国際交流芸術祭 「一緒に合唱しませんか?」

7月7~9日 映画上映、コンサート、朗読
山口EU・日英・日独・日フィン協会などでつくる実行委員会は、7月7日(金)から9日(日)までの3日間、山口県立大学で第4回「山口国際交流芸術祭」を開催する。03、04年は「映画祭」として行ったが、05年は音楽やダンスを加えて内容を充実。今年は、初めて県外からも合唱団が参加するほか、宮野小学校児童らを中心とした市民参加型の合唱(参加者募集中)もあり、さらなる広がりをみせている。
今回の「芸術祭」は山口日独協会の上原久生さんらが中心となって企画。「伝統と広がり」をテーマに掲げ、市民参加型の企画を取り入れるなど、芸術を通して山口で人や文化の交流が盛んになるよう工夫した。
初日は午後6時半から8時50分まで「ドイツ音楽の夕べ~シューマンの生涯をたどる」を実施。今年没後150年を迎えたシューマンの生涯を、防府市出身の藤田美保子さんによる朗読と、防府市出身でベルリン在住の原田英代さんのピアノ演奏で紹介。シューマンをはじめ、彼に影響を受けたブラームスなどの名曲を披露する。
2日目は午後2時半から4時45分まで「イギリスの音楽特集コンサート」を開く。1部は、ピアノ独奏(高橋正実)、オーボエ独奏(冨田博之)に続き、今年初めて企画した市民参加型の合唱。宮野小学校児童と市民数人が5月から、週1回宮野公民館で練習に励んでおり、本番では桃山メサイア合唱団(大阪)の30人も加わってアニーローリーやロンドンデリーの歌など「イギリス・ホームソング・メドレー」を披露する。なお、実行委員会(TEL083-902-7100)では、合唱に参加したいという人を23日(金)まで募集している。
2部は、県立大学吹奏楽団BLAZE(指揮=磯村光生)による「ビートルズは飛んでいく」、山口大学管弦楽団と市民有志による「ムーア人の逆襲」「威風堂々第1番」など。会場を巻き込んで、イギリス民謡「蛍の光」の大合唱も予定している。なお、指揮者は94年にルーマニア第4回ディヌ・ニクレスク国際指揮者コンクールで優勝した清水宏之さんが務める。
この日の午後6時から8時までと、最終日の午後2時半から4時半までは、映画「ラヴェンダーの咲く庭で」を上映。2人のアカデミー賞女優が、広大な自然に囲まれたコーンウォール地方を舞台に繰り広げる美しくもはかないおとぎ話だ。
チケットは、「ドイツ音楽の夕べ」が前売り一般1200円(当日1400円)、大学生800円(同千円)、イギリスのコンサート・映画のいずれかを鑑賞できる1回券が、前売り一般千円(同1200円)、大学生800円(同千円)、高校生以下500円(同700円)、映画・コンサートの両方を鑑賞またはいずれかをペアで鑑賞できるペア券が、前売り一般1800円、大学生1200円。障害者と付き添いの人は1回券が各500円。山口情報芸術センター、県庁売店、山口十字堂楽器店などで販売している。託児サービス(30分150円)の申し込みは、1週間前までにTEL083-902-7100へ。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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