アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 89人

店長情報 トップページ
店長情報

2006年07月09日

野田学園シンボルマーク決定 

野田学園シンボルマーク決定 

07年度から 中高一貫教育導入 市内教育現場に新風

 従来の中学校・高等学校の制度に加えて、6年間の一貫した教育課程や学習環境で学ぶ「中高一貫教育」が選択できるようになって7年。県内でも導入校が増えつつあり、市内で初めて、07年度に学校法人野田学園(牛見正彦理事長)が「野田学園中学・高等学校」として取り組みを開始する。このほどシンボルマークも決定し、一貫教育の魅力と独自の教育方針を積極的にアピールしている。

 中高一貫教育は、中等教育(中学校・高等学校の6年間で行う教育)の多様化を推進し、生徒一人ひとりの個性をより重視した教育の実現を目指す目的で、98年の学校教育法の改正で正式に認められ、99年に始まった。以来、都市部の進学私立高校が積極的に導入。従来の制度と異なり、中学校と高校の重複を省いた教育カリキュラムを組めることから、効率的な学習が実現できると関心が集まっている。
 県内では、県立下関中等教育学校や県立高森みどり中学校・高森高等学校などの公立校と、宇部市の慶進中学校・高等学校、周南市の山口県桜ヶ丘中学校・高等学校の私立校2校が学校教育法の改正後、中高一貫教育を取り入れており、野田学園中学・高等学校も07年度に新たに加わる。
 野田学園は、05年から中高一貫教育の方針を打ち出し、これまでに、教育課程の作成や07年に中学校進学を迎える児童の保護者に対して説明会を実施するなど、準備を進めてきた。そしてこの度は、一貫教育の理念をアピールするためのシンボルマークも決定。大きな円が高等学校、その下にある円が中学校を示し、6年間を通じて学力だけでなく社会性をも備えた人間を育てるという思いを表現した。
 同校が目指すのは「真のゆとり教育」。5年間のカリキュラムで中等教育課程を修了させ、最後の1年間は専ら大学受験のために充てるという方針は、一見“詰め込み式”と取られがちだが、週6日制で授業時間を増やし、その分個別指導に力を入れるため、実質的には、個人のレベルに見合った指導を行えるという。また、他の県内私立高校2校が中等部を新設しての取り組みだったのに対し、もともと中学校を併設していた同校は、思春期にあたる生徒の心の教育においても経験豊富で、1年生から6年生までが共に生活する中での社会性の教育にも尽力していく方針だ。
 現在の県内の教育事情は、有名大学への進学率だけで見ると芳しくなく“教育過疎県”と称されるのが実情だが、同学園は新体制に臨むことで、県全体の教育力の向上のカンフル剤になろうと意欲的だ。中学・高等学校の瀧彰太郎教頭は「これまでは有力な私立校がなかったため、学校同士の良い意味での競争意識が欠けていた。今後は独自の教育方針を前面に打ち出し、生徒や保護者に選んでもらえる学校づくりに取り組んでいきたい」と意気込んでいる。
 07年度の募集は2クラス60人。既存の高等部は継続する。今後は、夏休みに小学5、6年生を対象としたオープンキャンパスで授業を紹介し、秋には無料の学力テストを実施。市内初の試みを成功させようと校内全体が活気にあふれている。


同じカテゴリー(ニュース)の記事画像
7月28日・8月 懐かしい顔ぶれとの再会を 市内各高校 同窓会案内
7月27日 山口祇園祭「御還幸」 女神輿も登場
7月27日、28日 子ども向け科学教室も 太陽光発電と蓄電池のイベント開催
明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は大村益次郎遭難から150年(185)大村益次郎
山口メセナ倶楽部 メセナ大賞は山口萩焼作家協会に
7月13日 「山頭火」を堪能しながら夕涼み 金光酒造で「ヒヤガーデン」
同じカテゴリー(ニュース)の記事
 7月28日・8月 懐かしい顔ぶれとの再会を 市内各高校 同窓会案内 (2019-07-27 00:00)
 7月27日 山口祇園祭「御還幸」 女神輿も登場 (2019-07-27 00:00)
 8月18日まで 「香月泰男のシベリア・シリーズ」展 山口県立美術館で (2019-07-27 00:00)
 7月27日、28日 子ども向け科学教室も 太陽光発電と蓄電池のイベント開催 (2019-07-27 00:00)
 8月31日まで あなたもオリンピックに参加できる! 山口県聖火ランナー募集中 (2019-07-27 00:00)
 【1行記事】 (2019-07-27 00:00)
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。