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2006年09月03日

日本で初めての箏曲組歌を再現 優雅な大内文化を現代に

日本で初めての箏曲組歌を再現 優雅な大内文化を現代に

11月4日、アートふる山口で披露

 上竪小路町内会の人たちが、箏曲組歌の起源とされる「組歌・蕗」の再現に取り組んでいる。組歌が日本で初めて披露されたのは、かつて同地区にあった大内氏の築山館。埋もれてしまった貴重な文化遺産を市民に知らせ地域の誇りにしようと、11月4日のアートふる山口での披露に向け、本格的な練習を始めた。


 箏曲組歌は、江戸時代初期に箏(琴)の演奏・作曲家として活躍した八橋検校によって確立された。現在でも、検校作曲の組歌は優れた楽曲として多くの人に演奏されているが、起源は大内時代の山口で生まれた「組歌・蕗」と言われている。1965年には築山神社境内に「箏曲組歌発祥之地」と記された歌碑も建立された。
 大内氏31代当主・大内義隆は、京都を恋しがる夫人・北の御方を慰めるために、築山館でさまざまな催しを開いていた。その中で、荒廃した京都を逃れて義隆のもとに身を寄せていた公家たちが、それぞれ歌を詠みながら、「越天楽」を基本旋律に即興で琴の演奏を行う遊びを披露した。和歌の詠唱と琴の演奏の組み合わせから「組歌」と名付けられ、7人の公家によって作られたものは「組歌・蕗」として後世に伝えられた。
 組歌の再現活動にあたって、上竪小路町内会長・林道彦さん、正派邦楽会大師範・正木雅千宏さん、県観光ボランティアガイド協議会長・市川益子さんらを中心に「箏曲組歌再現の会」が結成された。歌碑があるにもかかわらず、上竪小路地区内でも組歌発祥を知る人は少ないため、歴史的な「お宝」を自分たちで見つめ直そうと、手作りによる再現が進められている。
 お披露目は11月4日、アートふる山口における八坂神社イベントステージが予定されている。当日は、再現した「蕗」の4首と現代短歌3首で構成する組歌を披露し、演奏時には当時の公家の衣装をまとう。
 林さんは「再現に取り組んでみて、組歌が大変な高等技術であることがよく分かった。この地で組歌が生まれたことや歌碑のゆかりを広く知ってもらい、大内時代に行われた優雅な遊びの様子を多くの人に楽しんでもらいたい」と話す。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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