サンデー山口

　12日に県庁で「第７回やまぐち県民活動パワーアップ賞」の表彰式が行われた。受賞したのは５団体で、市内からは「マロニエの森の会」が選ばれた。
　この賞は、県民活動において先駆的で地域性に富み、その成果や将来性が特に優れた団体に対して贈られているもの。二井知事は「県民が、山口に生まれて住んでよかったと言えるまちづくりをしていきたい。民間の活躍で『県民力』のアップをしていきたい」と話した。
　96年に、豊かな森を取り戻すことを目的に活動を始めたマロニエの森の会は、植樹などの自然環境保護活動をしている団体で、会員は89人。05年には自然体験施設「森の夢」を設立。子どもたちと一緒に、より多くの植樹やキャンプなどのイベントができるようになった。今後は田や畑をつくり、自給自足のできるような里山で、子どもの自主性をよりはぐくめるような野外活動をしていきたいとしている。代表の齊藤亘さんは「子どもの夢を育てるために活動をしている。夢を現実にしてあげたい」と意欲を見せていた。