サンデー山口

24日、都大路でタスキつなぐ
男子は14年、女子は18年連続出場

　男子57回、女子18回「全国高校駅伝競走大会」が、24日（日）京都市の西京極陸上競技場をスタート・ゴールに開催される。県大会を制し、14年連続のアベック出場を決めた西京高校男子（14年連続19回目）、同じく西京高校女子（18年連続18回目）は、本大会に向け順調に練習メニューをこなしており、上位入賞も期待される。スタートは女子が午前10時20分、男子が午後０時半。

男子　上位入賞目指し勢いづく
　04年10位、05年12位と上位で安定した成績を残しており、８位入賞を果たした89年（40回大会）以来の最高順位更新へ期待がかかる。今年はさらにチームの完成度を高めようと日々練習に取り組んできた。
　登録選手は10人中７人までを１、２年生が占める。経験不足からか春先に低迷した時期もあったが、選手一人ひとりが練習に対する姿勢を反省することでこれを克服し、夏までに調子を取り戻した。その後は順調に練習を重ね、県大会では２位の高水高校に４分21秒の大差をつけて優勝。勢いづいたチームは続く中国大会でも４連覇を果たすなど、全国大会に向け選手たちの士気はさらに高まっている。
　「普段通りの走りができれば、順位もタイムも良い結果に結びつくはず」と堀田茂利監督。また、伴尚宏主将は「決して力まず、自分たちの力を出しきることだけを考えて本番に臨む。ぜひ入賞（８位以内）を果たしたい」と意気込んでいる。
　登録選手は次の通り。〔３年〕伴尚宏（主将）▽石川潤一▽若狭聖也　〔２年〕青木信夫▽池永将成▽植木新▽岡村悠平▽末山貴文▽刀弥健太郎〔１年〕寺田裕成
　　　　　　　（敬称略）

女子　試練克服、走りに粘り強さ
　30位台が２年続いているため、吉崎康志監督は１㌔を３分20秒で走りきるという具体的な目標を立て、４月からチームの底上げに取り組んできた。
　ところが９月のトラック競技会では、夏の走り込み不足が影響してタイムが伸び悩み、不安や焦りに選手たちは落ち込んだ。しかし、これが「一日一日の練習を大切に」というチームのテーマを見つめ直すきっかけになり、１カ月で立て直しに成功。万全な状態ではなかったが、県大会優勝を果たした。
　岩崎監督は「精神的な試練を経験したことで、選手たちの走りに粘り強さが増した。昨年よりもできるだけ順位を上げて、良い形で締めくくることができれば」と話す。また、角屋由佳主将は「チーム状態はさらに良くなっている。１時間10分を切り10位台を目指す」と張り切っている。
　登録選手は次の通り。〔３年〕角屋由佳（主将）▽杉村遥▽浜田仁未▽宮崎喜美乃▽山下恵梨香　〔２年〕石原由夏▽栢さとみ▽藤井千尋
　　　　　　　（敬称略）