2007年01月12日
日本フィルハーモニー交響楽団山口定期演奏会
指揮者に小林研一郎氏
第17回「日本フィルハーモニー交響楽団山口定期演奏会」が、2月10日(土)午後3時半から山口市民会館で開かれる。今回は指揮者に同楽団の音楽監督を務める小林研一郎氏、ヴァイオリンソリストにアナスタシア・チェボタリョーワさんを招き、話題のヴェートーベンの「交響曲第7番イ長調」などを披露する。
日本フィルハーモニー交響楽団は、1956年6月に創立。幅広いレパートリーと斬新な演奏スタイルで大センセーションを巻き起こし、〝市民とともに歩むオーケストラ〟として多彩な演奏活動を展開。年間の公演は約160回にもおよぶ。ヨーロッパ各国やアメリカ、カナダでも公演を行うなど国際的にも活躍し、06年には創立50周年を迎え、5度目のヨーロッパツアーを敢行した。
演奏会でタクトを振るのは、世界的な指揮者として知られる「炎のコバケン」こと小林研一郎氏。同氏は東京芸術大学の作曲、指揮両科を卒業後、74年に第1回「ブタペスト国際指揮者コンクール」で第1位と特別賞を受賞。以降、ヨーロッパの一流オーケストラを多数指揮し、国際指揮者コンクール審査員、東京都交響楽団正指揮者、ハンガリー国立交響楽団音楽総監督・常任指揮者などを歴任した。現在はハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団桂冠指揮者、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団常任客演指揮者、東京芸術大学指揮科教授なども務めている。
ヴァイオリンソリストには、アナスタシア・チェボタリョーワさんを招く。6歳からヴァイオリンを始めたチェボタリョーワさんは、89年にパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール入賞、94年にはチャイコフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門で最高位を獲得した。以降、日本とロシアを拠点に世界各地で活発に演奏活動を実施し、さまざまな楽団と共演している。
演奏曲はモーツァルト「『フィガロの結婚』序曲」、チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」、ヴェートーベン「交響曲第7番イ長調」。中でも「交響曲第7番」は、小林氏が得意とする曲目の一つで、その情熱的な指揮に注目が集まる。また、同作品はクラシック音楽を題材にしたドラマ「のだめカンタービレ」のテーマ曲として使用されるなど、明るく軽快な曲調からヴェートーベンが作曲した九つの交響曲の中でも人気が高い。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
│ニュース