サンデー山口

初代ファーストレディーのドレス再現も
　県立大学服飾研究会（水谷由美子会長）は、23日（火）午後７時半から８時半まで滝町の県政資料館旧県会議事堂で「ニューイヤーファッションショー２００７『維新』鹿鳴館スタイル＆山口コレクション」を開催する。サンデー山口など後援。昨年、首相夫人・安倍昭恵さんの宮中晩さん会用ドレスを製作した学生らが商品化を目指して作った新作を披露。また、初代総理大臣伊藤博文夫人・梅子が鹿鳴館で着ていたドレスの再現作品も発表する。入場無料。

　毎年、県立大学の学生と地域の人たちが中心となって行っているファッションショーも今年で13年目。昨年まで４年間にわたって「サビエル」や「大内文化」を題材にクリスマスファッションショーを行ってきたが、今年は趣向を変え「維新」をテーマにしたショーを、ユニークな洋館建築の空間を背景に４部構成で実施する。
　市民参加型の１部「維新ファッションコンテスト」では、高校生や市内のニット創作グループが「維新」をテーマに製作した自慢の作品を披露。その後、同大の学生が、明治時代の服装から着想を得たスーツやシャツなど16点を発表する。
　２部「山口コレクション２００７」では、昭恵さんのドレス製作に携わった３人の学生が、商品化を目指して作ったオリジナル作品を披露。同時に注文も受け付ける。
　メーンの３部「ＬＥＤファッションコレクション２００７」では、ドレス第２弾として、山口県出身の“ファースト・ファーストレディー”梅子が、明治初期に外国人接待所として建てられた「鹿鳴館」で着ていたドレスを再現。白色発光ダイオードを施したリメーク作品として発表する。
　ショーの最後には「ファッション評議会」を実施。これは、38の議員席に産・官・民・学およびメディア関係者に座ってもらい、その場で２部・３部の発表者がそれぞれの作品説明をするという新しい試み。議員席に座った“ファッション評議員”に、作品への意見や感想を言ってもらい、将来の商品開発に役立てたいという。