サンデー山口

　「亀山を愛し育てる会」の坂本強代表と田村幸志郎副代表は９日、市役所を訪れ、亀山公園整備のためにと市民およそ70人から募った50万円を、市への寄付金として渡辺市長に手渡した。


　同会は、亀山公園を市街地一帯が見渡せる観光拠点として、また、多くの市民に愛される憩いの場として再生させようと、坂本代表ら有志によって06年９月に発足。以降、市民に呼びかけを行い、公園整備のために寄付金を募ってきた。
　贈呈後、坂本代表は、同会の描く公園の将来像などについて、自ら作成したイラストを用いて紹介。サクラやツツジの植樹、七夕ちょうちんまつりでの活用方法、遊歩道の改良など、その効果まで具体的に示した説明に、渡辺市長や同席した市都市整備部・鈴茂健二部長らは聞き入っていた。
　「亀山公園は眠った貴重な資源。市民や観光客の誰もが来てよかったと思える立派な公園になるように、このお金を使ってほしい」と坂本代表。一方、渡辺市長は「昨年は見晴らしをある程度確保した。今後は登り口の案内表示や遊歩道の整備などを考えている。その財源として活用したい」と話し、市民と協力するまちづくりのモデルになると同会の活動をたたえた。