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2007年03月18日

二次災害の危険高まり巨大倒木を撤去 宮野下江良「明王の瀧不動尊」

二次災害の危険高まり巨大倒木を撤去 宮野下江良「明王の瀧不動尊」

 12日と13日の2日間、宮野下江良の「明王の瀧不動尊」で、昨年9月の台風で石像の鎮座する瀧に覆いかぶさるように倒れていた大木の撤去作業が行われた。“願い不動”として親しまれている瀧を復旧しようとする有志で作る「江良『明王の瀧』台風災害復旧支援の会」が実施したもの。除去作業にかかる費用60万円が集まらないまま、二次災害の危険性が高まったことから先行して撤去を行ったメンバーは、広く市民に募金を呼びかけている。

 昔から、霊験あらたかな修行の場として、また江良地域の地の神として親しまれてきた「明王の瀧不動尊」。心から拝めば願い事をかなえてくれる「願い不動」としても知られ、うわさを聞いた悩みを抱える人たちが参拝に訪れている。
 この不動尊は、1948年12月12日、小山亀三郎さんが、夢で不動明王からのお告げを聞き、言われた場所に行ってみると瀧を発見。同じ場所に埋まっていた座像の不動明王の石像を掘り起こして奉ったのが始まりとされている。瀧の上には石垣があり、刀らしき物なども落ちていたと言われているが、文献などに記録は残っておらず、それ以前については不明。
 その後、有志たちがお堂の建設や階段を作るなどして瀧周辺を整備し、現在は不動明王のほかにも十三仏像、薬師如来像、如意輪像なども鎮座している。普段お堂は閉められているが、毎月12日と13日は信仰する人たちが集まってお供えや清掃を行っている。
 多くの人が信仰し、訪れるこの瀧では、昨年9月の台風で、20㍍を超える樫の木が根元からえぐれ、不動明王像をはじめとする石像と瀧とに覆いかぶさるように倒れた。明王の瀧の維持と復旧を願う有志たちは、江良「明王の瀧」台風災害復旧支援の会を立ち上げ、同山林地域を運営・管理する団体などに倒木撤去の協力を仰いだ。その間、山肌に引っかかったまま放置されていた倒木は、少しずつ滑り落ち、二次災害の危険度が高まっていった。同会は安全を第一に考え、撤去費用が無く管理団体からの予算協力も得られないまま、撤去することを決断した。
 多々良造園の協力のもと、12日に作業を開始。全長20㍍を超える大木に無数の雑木がからみついているため、一気に除去することができず、根や枝から少しずつ切り落としてクレーンで運び出すという手間のかかる作業となった。
 作業は無事完了し、安全な瀧は復活したものの、予算面で大きな問題が残っている。除去作業には60万円以上の費用がかかった。会のメンバーや作業目的に賛同した人たちからの寄付はあるが、必要額への到達が見込めないため、募金を開始。現在、広く市民からの協力を募っている。同会の中村浩代表(TEL976-0155)は「願い不動として、これからも多くの人が訪れる場所であってほしい。こうした思いに賛同してくれる人がいてくれるとうれしい」と呼びかけている。
[振込先]
●郵便振替口座番号=01350-6-62132
●加入者名=江良「明王の瀧」台風災害復旧支援の会


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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