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2007年04月14日

県指定名勝に古熊の善生寺庭園 発掘調査で作庭時期、変遷明らかに

県指定名勝に古熊の善生寺庭園 発掘調査で作庭時期、変遷明らかに

 古熊にある善生寺庭園が6日、新たに県指定の名勝に指定された。県内では数少ない中世庭園の一つで、江戸時代の書物「防長風土注進案」には雪舟作との伝承も残っている。県指定の名勝は、普賢寺庭園(光市)や寂地峡(岩国市錦町)などに続いて5番目、また発掘庭園としては初めての指定だ。
 善生寺は、大内氏の重臣・内藤興盛の菩提寺とされる。境内南側にある庭園(約1500平方メートル)は、自然沼地を利用して作庭された池泉観賞式庭園で、渓谷風の石組や築山のほか、山形の石を頂点に七つの石が組まれ、庭園主要部を形成しているのが特徴だ。現在、池泉にはコウホネやスイレンが全面に根をはり、山すそを背景に静寂で優美な雰囲気を醸し出している。
 本堂の建て替え工事に先立ち、05年から市教育委員会が行っていた発掘調査で、庭園は当初桃山時代に作られたものと考えられていたが、出土した土師器などから室町後期には池泉が存在していたことが判明。これは雪舟が山口に滞在していた時期と重なり、「防長風土注進案」にも雪舟作との言い伝えが記されているが、雪舟作と断定できる資料は見つからなかったという。また、変遷過程のほか、庭園の東側には小型建造物があり、そこから西側遠方にある鴻ノ峰(338メートル)を借景として庭を観賞していた可能性が高いことも分かった。
 県教育委員会は「県内では数少ない中世庭園の一つで、当時の庭園文化を解明する上で資料的価値が高い。保存状態も良く、今後は行政も含めて守っていきたい」と話している。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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