サンデー山口

　大内長野の山口県自動車学校で11日、高校生を対象とした「プレドライバー体験教室」が開かれ、中村女子高校の３年生18人が参加した。
　これは、交通安全運動の一環として同自動車学校、山口交通安全協会などが毎年行っているもの。将来免許をとった時に役立ててもらうだけでなく、運転手の立場を知ることで、自転車事故の防止を促す狙いもある。
　生徒たちは、車に同乗してのシートベルト着用時（時速50キロ）と不着用時（時速７キロの急ブレーキや超過速度での急カーブのほか、発炎筒の点火などを体験。屋内のシミュレーターを使った夜間運転では、実際にハンドルも握った。
　体験を終えた安達ひかるさん（17）は「ドライバーにも死角がある事がわかったので、自転車に乗る時も気をつけたい」と話し、同協会副会長の田坂健次さん（66）は「この体験を通して、まずは交通安全に対して関心を持って欲しい」と語った。