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2007年06月23日

氷上山興隆寺と北辰妙見社の修復完了

氷上山興隆寺と北辰妙見社の修復完了

 大内御堀にある、同じ境内に並ぶ大内氏の総氏寺・興隆寺釈迦堂(中興堂)と総氏神・北辰妙見社の修復工事が、このほど完了した。興隆寺・妙見社修復顕彰事業委員会(田村茂照会長、15人)が、大内文化のシンボルの一つとしてふさわしい姿に戻そうと01年から進めてきたもの。17日には、同会関係者や地域住民約50人が参加し完了式が行われた。


 氷上山興隆寺(市原修俊住職)は、613年に大内氏の始祖・琳聖太子により建立されたと伝えられる。また、北辰妙見社は827年、大内茂村により同寺境内に建立された。興隆寺の本尊は釈迦如来で、かつて境内には本堂など数多くの建物があり、大内氏の氏寺としてだけでなく、比叡山延暦寺直轄の天台宗道場としても栄えていた。しかし、1869年の神仏分離令により、本堂が大殿の龍福寺へ移築されるなどして規模は縮小。その後、同地に残った妙見社、釈迦堂は土台や柱の老朽化が進み、いつ崩れてもおかしくない程まで、建物の状態は悪化していた。
 そこで01年、大内氏の貴重な文化財を後世に残そうと、市内の有志が中心になり「興隆寺・妙見社修復顕彰事業委員会」を結成。いずれの建物も損傷が予想以上に激しかったことから、すぐに修復に向けての募金活動を開始。6年間で約1600を超える個人、団体、企業から総額1421万5654円の寄付金が集まった。
 修復は3期に分けて実施。02年、まずは第1期工事で特に傷みが激しかった妙見社の床土台を補強し、柱・鴨居・敷居・建具などを取り換えた。04年の第2期工事からは、釈迦堂の修復に着手し、回廊、宝珠柱、階段などを修復。07年4月から6月までの第3期工事では、根太、大引、床板の取り換えなどを実施した。これらの工事により、急を要する部分の修復がすべて完了。同会は、ひとまず事業に区切りをつけようと17日、境内で完了式を開き、関係者や地域の人へ、工事終了を報告した。修復費用は次の通り。
 妙見社修復=631万5710円▽釈迦堂修復=752万8703円▽総額(諸費用含む)=1421万4859円
 田村会長は「大内氏のシンボルともいえる文化財を何としてでも修復し、後世に伝えようと取り組んできた。外壁修理など、課題は残っているが、完了式を迎えることができ、感慨もひとしお。決算処理も済み、支援をいただいた人たちには、深く感謝を申し上げたい」と話している。
 なお今後は、市原住職が田村会長から代表を引き継ぎ、釈迦堂の残りの部分の修復や顕彰活動を進め、寄付金などによる協力(パンフレット、振り込み用紙は両社に設置)を呼びかけていく。問い合わせは同会(TEL927-0597)へ。


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Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)ニュース
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