2007年06月29日
さぽらんてで環境啓発イベント

環境啓発イベント「第4回環境サロンくるんくるん」が、7月1日(日)午前11時から午後4時まで道場門前の市民活動支援センターさぽらんてで開かれる。入場無料。昨年まで同センター主催のイベントだったが、今年は市民有志が実行委員会を立ち上げ、より充実した内容にしようと2月から準備を進めてきた。委員長の斎藤麻衣子さん(26)は「環境について自分にできることを考え、行動するきっかけづくりの場になれば」と話している。 くるんくるんは、地球環境に優しい生活を始める糸口にしてもらおうと、3年前に行政、企業、市民団体が共同で企画。同センターが主催し、年に1回、中心商店街でワークショップやスタンプラリーなどを行ってきた。しかし、毎回単発のイベントで終わってしまい、その後の広がりがなかったことから、今年は運営・企画段階から市民を巻き込んで取り組むことに。2月に一般募集をかけたところ、思いに賛同する20歳代~40歳代の有志6人が集まり、実行委員会を発足させた。
メンバーは、イベント前にできることとして、まず環境について興味を持ってもらおうと、手作りの広報紙を2回作成。イベント情報をはじめ、すぐに実践できるエコ情報や、自然体験を応援する団体、県内で環境問題に取り組む人のコラムなどを盛り込み、中心商店街を中心に配布した。また、実行委員長の斎藤さんは母校の県立大学において、環境問題の授業中、イベントについてもPR。先週末には、貧困や環境問題についてのドキュメンタリー映画「ダーウィンの悪夢」(西京シネクラブ主催、同実行委員会共催)の上映会も行った。
当日は、センター内にフェアトレード(公正貿易)のコーヒーや紅茶、手作りの梅・しそジュース(各1杯50円)、ネパールカレー、ナイルパーチ(白身魚)のフライ、無農薬・有機米のご飯などを販売する「もったいないカフェ」を開設。マイカップ持参者には一杯無料サービスする。
また、洗剤いらずのアクリルたわしや夏に最適の寝ゴザといったエコ商品の販売コーナーを設置するほか、竹ばしや重曹香り袋を作るワークショップ(各参加費50円、先着50人)も実施。さらに、環境問題に取り組む市民団体や行政、企業など10の団体が、活動への思いや取り組みを話す「おしゃべり広場」(午後1時から3時)も設けることにしている。
斎藤さんは「自分を含め、身近な人たちから世界の人々まで、みんなが安心して笑って暮らせる世の中になればという思いで準備を進めてきた。
当日はぜひ気軽に立ち寄ってほしい」と言い、同センターの平井多美子さんは「実行委員会制にしてさぽらんてだけでは気づかなかったアイデアがたくさん出てきた。今後は、各団体を巻き込みながら、次につながる形を考えていきたい」とこれからの抱負を語った。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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