2007年06月30日
8月14日西京スタジアムで初のプロ野球公式戦

横浜ベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ
山口の西京スタジアムで、初めてのプロ野球公式戦「横浜ベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ」が、8月14日(火)午後6時(開門は4時)から開催される。翌日行われる下関球場での同カードと合わせて「長州シリーズ『西の京の戦い』『壇ノ浦の戦い』」と銘打たれた、地元プロ野球ファン待望の一戦だ。大矢明彦監督率いる横浜が、ヤクルトを相手にどのような戦いをするのか注目が集まる。
西京スタジアムでプロ野球の試合が行われるのは、今回が9回目。これまでの8回はいずれもオープン戦か2軍戦で、公式戦が行われるのは今回が初めてだ。また、ナイターでの開催も初めてとなる。
横浜の大矢監督は就任1年目だが、96・97年にも同球団で監督を務めた。特に97年には、投手では三浦、佐々木、野手では石井、鈴木、ローズ、駒田らが並ぶ「マシンガン打線」を擁して、同年優勝したヤクルトをあと一歩のところまで追いつめた。
今年、投手は、エース三浦を筆頭に、土肥、ソフトバンクから移籍した寺原の先発3人がすでに5勝をあげ、抑えのクルーンも安定。また、野手では、主砲村田や成長株の吉村らが期待通りにパワフルな打撃をみせ、ベテラン佐伯、新加入した1番打者仁志も好調で打線を引っ張っている。
今シーズン、セ・リーグには、公式戦3位までのチームが日本シリーズへの出場をかけて戦う「クライマックスシリーズ」が導入された。現在、横浜はセ・リーグ3位。同シリーズへの出場、日本シリーズ出場に向け期待がかかる。今後は、投手では、巨人から移籍した工藤や中継ぎ陣の踏ん張り、野手では、金城、石井、鈴木、内川、古木、相川、小池らの活躍がチーム躍進の鍵を握る。
一方、古田敦也選手兼任監督率いるヤクルトは、岩村、ラロッカ、ガトームソンなど、主力選手が移籍。さらに昨年39本塁打を放つなど活躍したリグスもけがで離脱し、最下位に低迷している。しかし、昨年200本安打を記録した青木はパワーも身につけさらに成長し、ラミレスや宮本も健在。投手も石井、高津、藤井、グライジンガーなどがそろい、投打がかみ合えば浮上の可能性は十分にあり、油断できない存在だ。
主催のtysテレビ山口では「今年の横浜は好調。今の調子を維持していれば、白熱したゲームが期待できる。ぜひ見に来て」と話している。また、38年ぶりにリーグ優勝を果たした98年、地元有志が中心になり結成された横浜ベイスターズ山口後援会(村岡満会長)は、試合当日、約100人の応援団を送り込む。村岡会長は「野球少年はもちろん、より多くの子どもたちに試合を見てもらいたい。プロ選手のプレーを間近に見ることが大きな感動になり、将来へのあこがれにもつながる。さらに、これをきっかけに山口県で誕生した球団にもっと関心を持ってもらい、横浜ファンを増やしたい」と意気込んでいる。
入場料は、ネット裏指定席が前売り4500円(当日5千円)、内野指定席が3500円(同4千円)。内野自由席(前売り、当日同額)が大人2500円、小・中学生が千円、外野自由席が大人1500円、小・中学生が500円。チケットはちまきや、グリーンスポーツ、サンパークあじす、清水スポーツ、山口情報芸術センター、アスピラート防府などで販売している。問い合わせはtys企画事業部(TEL923-3200)へ。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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