サンデー山口

　市小郡総合支所隣への建設が決まっていた新・市立小郡図書館の新築工事が20日から始まった。順調に工事が進めば08年３月に建物本体が完成する予定だ。また、09年度から10年度にかけての開館を目指している市立秋穂図書館（複合施設・地域交流センター内）については、建物の間取りや設備の配置などを示す基本設計が８月中にもできあがる見込み。暫定的ながら施設の具体的な形が見え始めた。

　小郡図書館の開館予定は08年秋。市南部の図書館ネットワークの拠点として位置付けられており、移動図書館・団体貸し出しの基地機能を備え、最大13万冊の収蔵能力を持つ。07年度の工費は６億２千万円で、そのほとんどを合併特例債や旧小郡町による積立金で賄う。
　計画では、７月から８月にかけて、敷地内にあるアスファルトや花壇を撤去。地下に埋設されている給水・汚水管などの敷設替えを行う。その後、建物本体の工事に着手。順調に工事が進めば来年３月には新たな図書館となる建物ができあがる。以降は、蔵書 （開館時には５万冊） の運び込みなど、館内の整備作業を進めていく。
　なお、主に職員が利用していた市総合支所西側駐車場は、図書館の建設によって撤去されるが、当面、朝市などが行われている山手通り沿いにある敷地を代替駐車場として使用する。