2007年09月15日
「山口きらら博記念公園は今」 開園5周年、記念イベントも

阿知須の山口きらら博記念公園は開園から5年が経過した。開園以降、家族連れやスポーツ競技者など多くの市民に利用され、06年度の同施設利用者数は39万9224人と、その数は年々増加している。また、5周年を記念して、17日(祝)には講演会やパネル展も開催される。企画運営課の中村研二郎主任は「多くの人に利用してもらうため、もっとイベントを計画していきたい」と話している。
山口きらら博記念公園が02年7月24日の開園から5周年を迎えた。同施設は今年4月に、都市公園への変更に合わせ「県立きららスポーツ交流公園」から名称を変更した。
利用状況は、有料施設のきらら元気ドームはフットサルやテニスなどで若い人の使用が多く、また屋外の公園や広場には子ども連れの家族や散歩をする高齢者が多く訪れる。利用者数は開園した02年度が31万3185人で、その後横ばいが続いたが、05年度には39万3854人とその数を一気に増やし、06年度も39万9224人と増加傾向にある。
その大きな要因が、05年に完成した「道の駅きららあじす」。車での交通アクセスしかなく、周囲に食事をする所などがなかったため、以前は利用目的を持った人しか訪れなかった。しかし、道の駅の完成による相乗効果で、同施設まで足を運ぶ人が増加した。
また、今年からは成人式がドームで行われるなど、スポーツ競技以外での使用も増えている。
一方で、課題になるのは利用者のマナー。飲食・火気厳禁の施設内でガムや菓子を食べながらの競技やトイレ内での喫煙、公園では犬の散歩でフンの始末をしない人や弁当ゴミを捨てて帰る人など、モラルのない行動も多い。
同施設企画運営課の中村研二郎主任は「もっと多くの人に来てもらえるよう、今後も定番イベントの充実のほか、新しいイベントをたくさん計画していきたい。利用者はルールを守って使ってほしい」と話している。
また、5周年記念イベントとして17日午後2時からは、元サッカー日本代表監督の岡田武史氏によるサッカー教室&トークショーを開催。4時からのトークショーは申し込み不要で参加無料。そのほか、同日から10月21日(日)までは、ドーム内の事務所横スペースで、5年間を振り返るパネル展も実施。定番イベントや世界的な大会、国民文化祭などの写真パネル20点以上が展示される。
Posted by サンデー山口 at 00:00│Comments(0)
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